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2007年6月 9日 (土)

「踊っていますから」

猫族まずお知らせ。10月から恵比寿の読売文化センターでも講座を開くことになりそうです。駅ビル・アトレ7階ですから、どちらからでも利用しやすい場所ではないかな、と思います。詳細は追ってお知らせします。新しい出会いを期待しています。

…幸いなことにご縁があって、今、読売さんにお世話になっており感謝しているわけですが、昔のことを言えば、わたしは朝日新聞出身。(マスコミ志望だったのではなく、就活時、自分の生活と関係のある会社をあたるという考えしか浮かばなかったのです。ジャムの明治屋とかカルピスとか通信添削の会社とか読んでいた本の出版社とか)。

遠い昔のことなのですっかり忘れていますが、新聞社の人間は、独特の雰囲気がありますから、読売新聞社出身である読売文化センターの方とお話していると、かつての職場が思い出されます。また、履歴の話になると話題に出てしまうので、思い出さざるを得ないのです。

記者ではなく、営業職で入社し、やめるまで人事部にいました。恵まれた条件の会社をやめてしまった理由はさておき^^;当時の上司で、忘れられない人がいます。

かつての職場といえば、その人を思い出します。

おそらく、その人がわたしを採用してくれたのでしょう。ちょっと皮肉屋なおじさまでしたが、身分にしては偉そうなところはまるでなく、直属上司よりも親しみやすく話しやすい人でした。立場が随分上の人なので、仕事のことは教わりませんでしたが、同期入社の同僚と何度お茶に誘ってもらったかわからないほどの、お茶飲み友達でした。

わたしが学生時代から作っていた同人誌を渡したり、それについて話ができるのも、その方ぐらいでした。新聞社といっても、フツーのかたい会社でしたから。

やがて、その方は、新宿にある朝日カルチャーセンターへ出向になり、わたしも朝日をやめてしまったのですが、文通のようなことは続いていました。

わたしが同人誌を送ると、必ず返事をくださり、「なにをやりたいのか絞れていないのでは」というようなシビアな意見もくれる人でした。そして、ときに「(新宿の)センタービルに遊びに来てください」といったひと言が書かれていました。

ですが、わたしは、なかなか足が向きませんでした。会社をやめて、本当にやりたいことを語れず身分も定まらないわたしは、かつて自分を認めてくれた上司に会わす顔がないと感じていたのです。

一度だけ行きましたが、なにか、自分の体裁をつけるのに、わたしは気をつかっていたような記憶があります。

今思うと、その頃の私には大変大人に見えた上司にも、内情、内心では色々とあったのではないかと想像します。

上司は、比較的早くに病気で亡くなってしまいました。そのときの、わたしの喪失感は、例えようがありません。

残されたご家族からは、会社に対して敵意とまでは言いませんが、何らかのわだかまりを強く感じました。上司は、晩年、独り暮らしだったようです。ほのめかされたことはあった気もしますが、わたしには上司の気持ちを汲むような度量がなかった。また、「さみしい」なんて口が裂けても言う人ではなかったですから。シニカルで、自分のことも客観的に見られる人でした。「(朝日の役職者ということで)勘違いしてくれる人も多く、いい思いをしたこともあるよ」と、ニヤニヤするような人。大好きでした。

もっと、話していればよかった。

「訪ねてきてください。わたしは、いつまでもこの三角ビルで踊っているのですから…」

そんな手紙をいただいたことがありました。

踊っている・・・?

今になって、上司が「踊っている」と書いた心境が少しだけ、わかる気がします。

あの頃のわたしの頭の中にあったのは自分のことばかり。自分以外の人も、さまざまな事情や苦悩を抱えていることに思いが至らなかったのですね。

「踊っている・・・」

上司が発した「踊っている」という言葉には、孤独の影がありました。ですが、その頃のわたしにはキャッチすることができなかった。したくなかったのかもしれませんが。

話し足りなかった。今は、そういう気持ちだけが、残っています。

こんなことがあった、あんなことがあった、と、彼のたどった人生をわたしの中に書き留めておきたかった。

亡くなられてから十年以上たっていますが、今でも、いいえ、年を追ってさらに、その思いは強くなっています。

かっこをつけてないで、会いにいけばよかった。

今のわたしを、上司なら、どう見るでしょう。「なにやっているのか、まったく」と、ニヤニヤするだけかもしれません。

会いたいな、Sさん。話したいことがたくさんあります。笑ってもらえるようなネタもありますよ。…



…でも、後から思ってもだめ。

会いたい人には、会っておかなくてはね。喧嘩になってもなんでも。生きているうちに会っておかなくてはね。

亡くなっても、上司は今でも多くのことをわたしに教えてくれています。それを誰に告げることもできなくても。(今みなさまに告げてますね^^;)

梅雨前だから?ちょっぴりメロウなブログにて恐縮デス。

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日々のわたくしごと」カテゴリの記事

コメント

キリンさん、こんばんは。

めんどくさいところが、また、たまらないじゃぁありませんか。イヒ

逢いたいという願いが叶うには
双方の意志が、逢う、という一点において
同じ方向を見ていなければならないのです。
こちらばかりが逢いたくても
逢う事は叶いません。
だから夢ばかり見るのかな。
めんどくさいよ。

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