猫と対風呪術。
大荒れのなかを出勤、外出された方々はお疲れ様です。今夜はゆっくり休まれますように。
わたしは、昨夜から予約変更が続き、今日も念のためにと連絡しあい、思いがけなく休日になりました。
こやつがわたしのもとへやってきたのも台風の悪戯。たまに庭で見かけると煮干をやるぐらいだった仔猫に、相方不在の嵐の夜、まだ心細さあったわたくし(゚ー゚; つい一晩の宿を提供してしまったが後の祭り。
ペット可物件を求めてたまたま自由が丘へやってきたのも不思議な流れです。
視力を失い20歳猫、よたっていますが、嘆くでもなく、憤るでもなく、残る記憶と臭覚を使い、あくなきご馳走へのガッツキを示して普通に生活している様子に、飼い主は励まされております。
猫は、五行で言えば金性。台風は、風なので木性。金性は木性を剋し弱める気(金剋木)ですから、猫と過ごすのは風封じの呪術としてもよいのかも(゚ー゚)
(猫ではないですけど)金性を用いた強風対策の呪い風習が、昔は地方に見られたそうです。(吉野裕子著「陰陽五行と日本の民俗」人文書院)。
たとえば、風除けの呪いに、草刈鎌を屋根の上や竿の先に縛り付けることがあったとか。(特に信州方面によく伝わっていたらしいので、伊那の皆さん^^ 聞いたことがあったら教えて)。
鎌は金属の道具ですから、金性になります。金性で、木性の風を斬る! カゼキリカマと呼びます。
また、地震についても、木性の振動を、金性の石で抑えるという地震対策の呪術があったようで、茨城県の鹿島神宮などに「要石」として残っています。
そう、古くから人は災害に苦しみ、それを避ける工夫を、自然の摂理に求めてきました。陰陽五行は中国から伝わった思想ですが、細かな応用、工夫が得意な日本人の五行の活用ぶりと言ったら、驚くほどだったでしょう。陰陽五行の法則をモノや色や現象に解釈を広げ細かく重ねて念を込め希望を託した。災害を避けたい一心で。
今では滑稽な行いと片づけられてしまうかもしれませんけど、では、科学的に災害予知が頼れるようになったかといえば、そうでもなく。悲しい被害がなくなりませんね。
時代は新しくなっていっても、根本は、その地域地域の住民や、行動する個人の備えや意識がいつでも試されているということは変わっていないのでしょう。
「生死を分ける」という言葉の響きに、改めて辛く打たれる今日このごろ。一方で、
「何のために生きているかわからなくなる」という言葉も普通に耳にする昨今。かなしくなるよ。でも、言わんとすることはわたしも理解できなくはありません。
夕刻に出かけてみると、空気はなまぬるく、月が怪しげな光を放っていました(゚ー゚)
同時代をわたしたち、共に生きていることだけは確か。色々なことを目に焼き付けていきたい。流れのなかで。
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