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2019年7月28日 (日)

そこにある愛。*長いです

1907151石、人を愛す 木立を抜けて、河原に降りて」(小林雅俊著・河出書房新社)という本を読みました。

”自然石趣味”の紹介や”探石”の心得、楽しみ、奥深さ、難しさについて書かれた本。と言ってしまうと、違うんですけど、うまく説明できません(^.^)

パワーストーン好きは多いけれども、「月刊愛石」を知っている人はどれほどいるでしょう。

「自然石趣味界は、心の遊びだけあって、自然哲学に満ちています。」

もともと、詩の本の店という、必要な人にしか必要でない店のm(__)m店長を長年務め、また東洋思想研究家でもある著者なので、人生について、神について、世の中についての様々が、ひょうひょうとした文体で書かれていてひきこまれました。

何気なく拾ってしまう不可思議な形をした石を、手にころがして眺めていると、その石に愛されている歓びがこみあげるという。

「物体である石の良し悪しなど考えてはいけませんよ。自分の心がどう開いてゆくか、どう子供の頃の心に帰ってゆくか、そっちのほうが大切なんですからね。自由すぎて途方に暮れたっていいじゃないですか。心の中を風が吹いてゆく。傾いた陽がまぶしく水面を照らし、草の穂がさわさわとなびく。気が付くと優しい気持ちになっている自分がいる。きっとそうなっていますよ。」

ほんと?

ほんとです(^.^)

実は、著者である小林さんから三浦海岸で探石の手ほどきを受けたことがあるのです。わたしが三十歳過ぎた頃。手ほどきと言っていいのかな、あまりにわたしが自堕落でトンガっていておかしいので、ピクニックに連れだしてくれたのかもしれません。そのように連れていかれた乙女が何人もいたのではないでしょうか。

夜更かししてボーっとした頭のまま三浦半島まで電車に乗って、海岸で石についてレクチャーを受け、その後は放っておかれて、各自の領地内の石をもくもくと探る。色、形… よくわからないが目についたりよいのではと思ったりしたものをただ拾って袋に入れる、それだけ。そして静かに弁当を食べて、また小一時間石を拾う。その後、拾った石について教授からコメントをいただく。以上。

その頃には、

頭のなかが洗濯されたみたいにクリアーになって、爽快。

それから三日ぐらいは小林さんが聖人のように大変よい人に感じられました。多くの人がそうなるとおっしゃっていたような。洗い流されたように雑念がきれいさっぱり払われ気持ちがいい、そんな経験は、恥ずかしながらわたしは、そのときだけです。

 

「(探石は…)地面に注意力を集中して探すところはきのこ狩りに似ていますが、コンセントレーションの度合いは比べ物になりません。たぶんその集中力が心理面に変化をもたらすのかもしれません。自分が人間であることを忘れます。木や石や水や草や風になってしまいます。」

「まあ、あれこれ迷わずに心石を部屋に置いてごらんなさいな。(中略)とりわけ無価値の代表のような石が、貴方にしか判らない魅力を持っていたとしたら、それは主観の勝利であり、詩です。そこに誰か他人を巻き込めたら芸術ですが、芸術は人ですから、そこまでゆかなくても、喫茶店の窓にかかる蔦の葉の一枚のような詩の中に、貴方は密かに潜入して、宇宙の彼方へ飛んで行ってしまえばいいのです。」

「私見ですが、特別な石だけでなく、全ての石の背後には知覚されざる意志があり、そのほとんどが愛であることは、経験から言えます。」

愛?

そうなんです、この本、愛について書かれているのです。

小林さんは変人ですm(__)m 今の世の中、変人ぐらいでないと、愛を語れないのかもしれません。

「俺のような生活、何の役にも立たないんじゃないかい」と愚痴る変人に、長年連れ添ってこられた奥様の返答がいい。「…この世の中はアンタみたいな変なのが生きているから、世界は色々なのがいて面白くなるのよ。」

 

20190717_22574311 何度か見ている「散歩する侵略者」という映画も、テーマは愛だろう、と、思い出します。

”概念”を奪う宇宙人により地球が滅亡の危機に… という緊迫感がまるで伝わらない、のっぺりとしたトーンの作品ですが、それこそが今の世の中とリンクしているように感じられ。どこにでもあるようなショッピングモールでアイスクリームなんか食べてボーっとしているうちに、その日滅亡してしまうかもしれない。

松田龍平さんと長谷川博己さん出演の黒沢清監督作品なので見たのですが、印象に刻まれたのは、それまで関心がなかった長澤まさみさんの大変かわいい女っぷりでした。そして、人類に特有の「愛」の存在。

愛の概念が奪われていなければ、目に映る景色や匂い、気配にも感動があります。

だから、それを失ったら、どうなるか。?

 

1907281

そして昨日、書店でなにげなく手に取った、玉置妙憂さんという女性僧侶であり看護師の方が書かれた「死にゆく人の心に寄りそう 医療と宗教の間のケア」(光文社新書)も、人間愛、と言っていいのか、心に効く薬のようでした。

死にゆく人の体と心に起こること、大切な人の死に直面した人の心に起こること、

そして死者だけでなく、生きづらい人たちの姿を長く見続け、精神性を学ばれた人だからわかることが冷静に書かれていて、わたし自身の過去現在の状況に照らしてみても納得がいき、落ち着くことができます。

(死にゆく人に対して)「私たちはどうしても、物理的に何かをすることで成果を出そうとしてしまいます。「ただいるだけでいい」というところになかなか行き着かないのですが、同じ空間にいるだけで何かをしていることになるのだと、満足感を持ってもいいのではないでしょうか。」

比べてはいけないかもしれませんが、人さまの心に寄り添う行為を生業としている者としても、勉強になる本で、ありがたかった。

 

かつて、サントリー「カクテルバー」のCMで永瀬正敏さんが口にする「愛だろ、愛っ。」というコピーがはやったのは90年代だったでしょうか。

失われたような時代に、愛が語りだされるのは自然なことなのかもしれない。

「…もっと可哀相なのは、自分がこの自然から愛されていることも知らずに生きていることです。愛されていることを知らない人は、他人を愛すことも少ないでしょう」と、石の本の小林さんも書かれています。

 

Q190707152 とりとめなく書きましたが。まもなく八月。過去を思い出す夏、刷新する八月。大きな災害がありませんように祈ります。

夏休みの宿題、夏の思い出。宿題と思い出で、時は過ぎていくのかな、

愛が自然なように、死も自然なもの、おそれすぎずに。今いる人を、今あることを愛したい。

久しぶりの更新で頭が愛、というよりも、熱?(^.^) 愛いっぱいの夏の日々を過ごされますように。

 

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