口をしっかり結んで歩け
月曜日一日中、人ごみの中にいたせいか、しっかりウイルスをキャッチ。「お腹が痛いなぁ」と意識したらもう、動けませんでした。風邪は占いでは治りません。休養いたしました。治りました。大掃除が後回しになってしまいました。(もしかしてこのまま年末か…)
こんなときに限って、久しい人たちからメールが来るのは不思議なもの。
休養モードで、心身に隙間ができたのが、相手に伝わるのでしょうか。
「口をしっかり結んで歩け」
くじけそうになると、ある詩人の脳裏に思い出される父親の言葉。先日、手にした詩集にありました。(清水哲男「黄燐と投げ縄」(書肆山田))
私なんて、そんな、のちのち力になる言葉を親からもらった覚えはないゾと思ったのですが、アイスノンを抱いてめざめた今朝に、ふと思い出しました。
「山をのぼるのに急いではいけない」
足元を見てゆっくり進めと、小学生の頃に言われたのでした。対立してばかりの親子でしたが、山育ちの父親が山歩きの最中にもらした言葉たちは、今でも、そのときの情景と共によみがえってきます。
急な坂道や階段をのぼる時にも、ふと思い出されます。特別な言葉ではないのだけれど。
言葉には、人を支える力がありますね。
だから、言葉を惜しまないで。大切なひとに、声をかけてください。
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ハリ丸さん、いつも読んでくださっていてありがとうございます。
明日から陽が長くなるとはいっても、寒さはこれからが本番。ハリ丸さんも気をつけてくださいね。
…一度レス書き込んだつもりだったのですが、なぜか消えてました。遅くなってごめんなさい。
投稿: 恵美花 | 2005年12月22日 (木) 23:19
今日の話、感動しました。
カゼ?早くよくなって下さい。
投稿: ハリ丸 | 2005年12月21日 (水) 22:01