好きということ
「もう男はいいから、財運と健康運だけ知りたいわ」と言うのは、グループでみえるお客様。結構、多いです。
本音?恥じらい?
そこそこ夫婦円満なのに「これからいい男、出るかしら」と問う方の笑顔は、「ほんとにもーっ!!エミカつねっちゃうゾ」ってぐらい幸せそうです。
かと思えば、70代で恋の相談もたまにあります。あまりの本気に、こちらまでドキドキしだしたことがあります。
どんなにか知的で聡明に見えるキャリア女性も、それから、一見、こわもてに見える男性も、好きな人のことでは、ほとんど区別がなくなります。
人を好きになっている状態とは不思議なものだなぁと思います。
自分の思い通りにしたいのにできないと苦しんだり誰かを恨んだりする人が多い一方で、なにか、好きである状態に、おびえている人もいるのです。
好きというのは、相手という対象はいるのだけれど、やはり、自分の中の問題なんだなぁと、あたりまえのことをまた思い。
誰かを好きである状態が、こころ落ち着いていられる状態なら、理想です。
人を好きで落ち着いている状態は、今の自分をも肯定している状態だから。
誰かを好きである状態が、何か疑いに満ちた苦しい状態なら、それは、おそらく、あなた自身を肯定できていないのかもしれません。
好きだという状態に、良いも悪いも、成功も不成功も、ほんとうは、ないはずなのです。
ひとを
愛したという記憶はいいものだ
いつもみどりのこずえのように
たかく やさしく
どこかでゆれている
殿岡辰雄さんという人の「愛について」という詩の一節。中学生の頃に(遠い!!)知って、いい詩だなと思いましたが、その意味が本当にしみてきたのは、私の場合は、ごく最近のことです。
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