金子賢さんのなぞ
新年あけましておめでとうございます。丙戌、よきも悪しきもまばゆい白日の下にさらされる2006年、驚くような進退劇を目にすることになるやも知れません。余り明るいことも書けませんが、健やかな心身の持ち主には活躍の時期となります。続きは、本サイト「占いごとemi-ka.com」ウィークリー・メッセージに書くとして(明日更新です)。
大晦日にテレビで「PRIDE」を見ていて、印象的な試合はいくつかあったのですが、運命学的には?!、金子賢さんの格闘家デビューに興味をひかれました。俳優を一時休業し、この日のためにトレーニングを続けてきました。俳優をやめるぐらいの勢いさえ感じます。温厚そうな印象の俳優さんが、なぜに?
金子賢さんは1976年10月19日生まれの29才。
算命学で陽占を見ますと、主星が「調舒星」、東西が「玉堂星」、頭が「鳳閣星」、腹が「禄存星」で、才能的には、精神分野の世界で認められる北天運の人であり、本人のこだわる本能は「玉堂星」。何かしっかりしたものを習得すること。社会的にも、特殊なセンスをいかせる「調舒星」と「玉堂星」を発揮することで評価される人のはず。格闘技も技術習得かもしれませんが、攻撃的な星が1つもなく、たえずあれこれ考える人が、相手を蹴落として勝ち上がる世界に向いているとは思えません。腹の「禄存星」が、「玉堂星」を剋しており、自分の生業に対して満足しきれない質が、影響しているのでしょうか。十二大従星も、「天堂星」「天印星」「天堂星」と、老成しているのか子供なのかとりとめのないところがありますが、穏やかです。
そこで、陰占を見ると、年干支「丙辰」で温厚そうに見えますが、月干支「戊戌」の異常干支で勝負師魂と自我の強さを秘め、日干支「甲辰」は波乱含みの日居中殺で、猪突猛進の激しさを持った宿命です。肉体疲労に強く耐久力もある。陰占にも、やはり、攻撃的な金性は、月支「戌」にしか含まれていないのですが、数理法で見るとエネルギー値が高く、使いやすい本能なのでしょう。26歳から、この金性が増加しています。
金子さんは、陰占の月支(現在)と年支(肉体の未来)、月支(現在)と日支(肉体の過去)のダブル対冲。本来、用心深い性格なのですが、月支と年支に対冲があると、いろんなことが気にかかり、1点に集中しきることが若いうちはなかなかできず悩みます。しかも、月支と日支も対冲なので、過去の栄光にこだわらず、まわりが驚くほどのいさぎよさで過去を捨て、次へ移っていけるのです。
「はじめて自分の意志でやりたいことが見つかった」という発言を、会見ニュースで読みました。それは、本当の気持ちなのでしょう。「甲辰」の人は、同じ世界の人達からなんとなく浮いてしまうところを持っています。違和感をぬぐえないのです。それが、異質な世界へ足を踏み入れると、ふっと気持ちがラクになる。
また、家族の影響力は大きくて無視できない割に、絆が強いとは言えません。ものわかりのいい青年が発揮しだした自我、自尊心の強さを見ることもできます。
2005年は日干と年支が支合し、月干が害。イヤなものはイヤと言え、やりたいことをやりたいと正直になれる年でした。精一杯戦ったとはいえ、自尊心の強い金子さんのこと、敗北の悔しさもいさぎよく捨て去れるかというと、そうはいかないでしょう。 でも、金子さん、2006年は、マスコミ、芸能の要である伝達本能のエネルギーが強くなっています。日干と年支がまたまた、ダブル対冲で、伸び悩み感はあるかもしれませんが、自然体で芸の幅を広げてはいかがかと、私は思います。
陽占「円推局」と見れば、仕事に生きる男。激しい運勢ながら戦場から生きて帰る運強さを持っています。多様な経験を積んでお仕事、極められますように・・・。
今まで、金子賢という俳優さんに余り関心がなかったのですが、大晦日のファイトで、俄然注目度がアップいたしました。
*コラムの更新は3日までオヤスミします。愉しきお正月を!!
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