抱きしめる理由
気分一新して4月をスタートしている人も、気後れしている人も、同じ週末。お疲れさま。舞い散る桜見物も、また粋なもの。
わたしは、木曜に恵比寿の読売文化センターの手相講座(午前・初級、午後・中級)をスタート。急きょ開講した初級クラスは、まだ人数が少ないのですが、いつもながら個性バラバラで、今後が愉しみ。
キャラクター。それがわたしを驚かせ魅了するもの。出会い、発見の楽しみがないと、この稼業、わたしは続けられないでしょう。
そうして、木曜、「結婚線」の話をしているときに、こんな質問が。
「わたしは一度しか結婚していないのですが、この下にもう一本出ているのはどういう意味ですか」
高齢の(何歳とは書きませんが^^実年齢に皆おののいた)方から。
…それは、過去の強い想いや縁が刻まれているのです。お若いころ、将来を意識するほど好きだった方がいたのでは? と、軽く聞いたところ、一瞬間をおいてから、
「何も言えなかったけれど」と。
?
「私たちの頃はそういう時代だったから」と。
その方の脳裏に浮かんでいる好きだった男性の顔が、わたしにも見えるような、そんな笑顔に、胸がキュンとしてしまいました。
…春は、胸がキュンとなる話を聞くことが多いです。
キュンと響くのは、自分の心持ちも、季節の明るさに和らいでいるからかもしれませんが。そして、
過去に、キュンという?思い出を持っている人は、たくましく生きてらっしゃるようにわたしには感じられます。
だから、お若いカップルも、喧嘩してもいい、色々あっていいから、ただ、ずっと後になればキュンと思い出せるような、おつきあいをしてほしいものだなと思います。
愛だけではとても生きていられない過酷な世の中だけれど、
やはり、愛がなければ、一生懸命になることはできず、愛がなければ、いざというときに、その人は弱いものではないかと思われるのです。
<人はひとつになれないから
抱きしめる理由があり
隠している 感情をいつか見せてくれるの?>
浜崎貴司さんの「摂氏零度」という曲の1フレーズ。低めの声と過敏さの感じ取れる歌詞が好きなのです。(浜崎さんはのんびり「鳳閣星」に見えて本質は繊細な「調舒星」。南に「車騎星」があり前進しないではいられない行動葛藤)。「発情」という^^アルバムに収められていて、その中で、小泉今日子さんと歌っている「恋サクラビト」も、この季節になると、なんとなく聴きたいと思う曲のひとつ。
男女の間に限らず。
ほんとうに、身近な人であっても(家族であっても)、人と人は心底理解するというのは難しいもの。だからこそ、相手に思いやりの言葉をかけたり、肩を抱いたり、おいしいものを作ってあげたりするような行為で、「わかっているよ」「わかろうとしているよ」というメッセージを伝え続けているんじゃないのかな。
だれのことも思いやれないひとは、自分がさみしい。
そうして一方で、少しは孤独もいいものです。
我を張って孤独すぎれば愛は遠のいていくけれど、孤独をまるで忘れてしまうと、身近な人の愛情にも気づかないから。
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あみさん、こんばんは。
きゅんきゅん、してますか?無粋な質問でしょうか。
というか…体は大丈夫ですか! 健康あってのきゅんきゅんですから。
投稿: 恵美花 | 2008年4月 7日 (月) 00:23
>どんなに強く抱きしめても、ひとつになれない悲しさ
ありますね。そこから詩も生まれますね。
アポロさん、コメントありがとうございます。夏みかんの皮の記事につっこみそびれました。またうかがいます。
投稿: 恵美花 | 2008年4月 7日 (月) 00:20
のんこさん、先日はありがとうございました。
「幸せであるように」、よいですよね。泣いたんだ?
わたしも年末だったか「イカ天」特集をたまたまテレビで見て、浜崎熱が再発したのです^^ きゅっとさせる人ですね、なぜか。
投稿: 恵美花 | 2008年4月 7日 (月) 00:17
なんていい話
抱きしめる理由にきゅんきゅんきました
投稿: あみ | 2008年4月 6日 (日) 22:16
こんにちは、ブログランキングから来ました。
抱きしめている間は何よりも幸せに感じるものですが、どんなに強く抱きしめても、ひとつになれない悲しさもあったりして。
では、投票して帰ります。
投稿: アポロ | 2008年4月 6日 (日) 10:52
「FLYING KIDSの浜崎貴司」を思い出しただけで、「きゅっ」となりましたよー。初めて、「幸せであるように」という曲聴いたとき、泣きました
投稿: のんこ | 2008年4月 6日 (日) 09:40