炎天下、奥沢神社へ
昼間、用事に出た折に、世田谷の奥沢神社へ参拝しました。カメラを持たなかったので写真はナシ。
蛇神様の神社。こじんまりとした境内ですが、樹木におおわれて、中へ一歩入ると、空気が変わってスーッとします。すぐ外は、太陽ギラギラの炎天下、ぬぐっても流れる汗に難儀していたというのに…。
嬉しい気持ちになり、ガタはきてても健康であることを感謝し、身近な人達の健康と長寿を願ってお参りしました。命あるからこそ、小さな悩みがなくならないというもの。悩めることを感謝、です。今日はそういう日。そして、そんな気持ちにさせてくれる神社。
境内では早朝ラジオ体操も行われているそうですが、樹木生い茂る境内での体操は、厳かなイメージ。わたしの子供の頃は、日陰もない公園がラジオ体操会場でしたから(体操が終わると水道水をガブ飲み!)、こんな場所であったなら、思い出が随分違っているだろうなぁと苦笑してしまいました。
自由が丘のオフィスから、奥沢神社は自由通りをまっすぐ6、7分、と近いのですが、用事でもないと坂道を上る気にならず^^; けれど、もっと早くから何度も来ればよかった、と、今日は強く感じたのです。
気持ちが大変落ち着き、晴れ晴れとしました。
また行こう。
思えば、わたくしのオフィスは、小さなところだけれども、奥沢神社にも近く、自由が丘の熊野神社にも近く、大変よい場所なのだなぁと、巡り合わせを悦びました。
そうして、戻ってくると、手相教室修了生からのお葉書が。
さわやかな文面で、「手相アナリストとして再出発」と書かれた挨拶状でした。
うれしかった。
…ときどき、「占い師になるにはどうしたらいいのか」と、聞かれます。
色々な方法がありますが、スタートは「わたしは占い師(鑑定家)である」という自覚を意識して持つことだと思います。免状やお墨付きがないと不安な人もいるようです。お免状は、ないよりあるほうが心強いでしょう。が、自覚が伴わないことには動けない。自覚を強めるためには、やはり、よく学び、様々に経験を積むことが遠回りのようで一番の近道だとわたしは思います。最初から自信があり過ぎるのもなさ過ぎるのもよろしくない。失敗も経験になる。普通の仕事と同じですね。
たとえ組織に所属していても、この仕事を長く続けている人は、自分で頑張るという姿勢の方がほとんどでしょう。そうでなければ続かない。案外厳しくて、でも、好きでさえあれば、自分も成長することができ、やりがいがある。生活や体面のためであればもっといい仕事があるでしょう。ですが、わたしは様々な人の変化をたどっていける今の仕事が好きです。
手相や運命学を習った人がみな占い師になることはないですし(それも怖いでしょう)、人それぞれでよいのですが、縁あって、わたしのところで学んだ方たちが、知識をツールに人と愉しく交流し、旧交を温め、また相談役となって、活躍の場を広げていくなら、これに勝る喜びはありません。
「再出発」。いい言葉。わたしも頑張ろうと思えます。
ささやかでも縁ある方々の、健やかで張りある日々を、心から願っています。
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椰子さん、立秋というのに今日も暑いですね。奥沢神社、ご縁があるのですね。もしかして思い出の場所でしょうか^^
今回の写真は、素材サイトLOSTPIAさんからの借り物です。素敵な写真のあるところで、HP作成当初から利用させてもらっています。
よい言葉が想起されるのは、よい写真の証拠。
>激しさの流れに静けさを知る
好きな感覚です。
投稿: 恵美花 | 2008年8月 7日 (木) 15:51
熊野神社にはお参りしました。
写真に心が揺るぎました。
『水の中に漂う太陽
涼しさは見えない
祭られるように 祈られている
太陽の中にある水性
激しさの流れに静けさを知る』
言葉にすると落ち着きます。
暑中お見舞い申し上げます。
(今年は暑いですねぇ~)
投稿: 椰子 | 2008年8月 6日 (水) 22:56