アウトグロー, アップスタンディングぅ
北風が雲を吹き飛ばしたせいで、寒い寒い。
北風が雲を吹き飛ばしたせいで、まぁるいまぁるい月がはっきり。
思わず見上げる黒い空に、青白い力、もの言いたげな光です。
(見上げる人と言えば目にはメガネ、口には大きなマスク←主に防寒、やや不審者風しかしコートはピンク♪)
今日は所用であちこち歩き回っていたせいで、快い疲労感。お肌がピリピリ(日焼けしたみたいです(゚ー゚;)そろそろ、手相コラムを書かねばと思うのですが、もうちょっと待ってもらって。熱いお風呂が恋しいですねぇ。
…さて、昨夜、ひょいとつけたテレビの番組で、作家の大江健三郎さんのお顔を久し振りに拝見しました。元文学少女ゆえ学生時代は一通り大江さんの著作を読んだもの。既に記憶の彼方なのがお恥ずかしいですが…。耳たぶの豊かな人ですねぇ。それはともかく、
今の時代は「暗い」と、「戦後まもなくよりも暗いかもしれない」と言う大江さんが、それでも、楽観的な思考を持つ大切さを繰り返されていたのが、印象に残りました。
そして、好きな言葉として、
「outgrow」(アウトグロー。草木のように伸びる)と「upstanding」(アップスタンディング。しゃんと立つ?)という単語をあげていました。
詩人のオーデンとイェーツの詩の中の言葉だそうです。
大江さんの穏やかではっきりとした口調に、励まされる気がしました。
苦しいと、人は、社会や誰かのせいにしたくなるけれど、自分で工夫できることも少しはあるんじゃないか。「不況だ」「不運だ」「不幸だ」… ため息をつきたくなることは程度の差こそあれ誰にでもあるだろうけれども。
…それでふと思い出したこと。
年末、事務所にいて深夜2時を回ってしまってガックリ。気を取り直して自分にご褒美と思ってタクシーで帰ったのですが、運転手さん、信号待ちの間も不況をぼやきっぱなしでした。
「そうですよね」「そうですよね」と、うなずくことしきりでしたけど、ずぅ~~ん…と体はさらに重くなり、ぼやきタクシーにはご褒美の夜にはあまり乗りたくないなぁごめんなさい、とも感じてしまったのです。
それとは違う夜に乗ったタクシーでは、短い距離だからと、710円の10円をまけてくれた運転手さんがいました。金額ではなく、オマケしてやろうという心意気が、たのもしく有り難くて、自分も頑張ろうという気持ちに。その夜は安らかな気持ちで眠りにつきました。(ま、暗かったのでわたしが若い女性のようにもしかしたら見えたのかもしれませんけど(゚ー゚;それであっても、そうであればなおさら^^)
そういう、ささやかなエール交換でも、重なっていけば、大きな力となっていくと信じたいもの。
近所の個人商
店の方の、いつもと変わらない笑顔にも、元気をもらえます。シャッターがしまっていることが珍しいような、いつもの頑張りを知っているから。
苦しい時こそ、ひとりひとり自分で工夫できることをするのが欠かせないと感じていたときに、
大江さんの紹介していた「アップスタンディング(しっかり立つ)」「アウトグロー(草木のように伸びる)」という言葉は、エールとして力強く自然に響いてきました。
占いについても、アップスタンディング、アウトグローの姿勢なくしては、かえって迷いを深める結果にもなりかねないですから。
…三連休ですね。あたたかくして、過ごされますように。お水や光や栄養も、ほどよく投与。草木、春に向けて伸びていけるように…。
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