わたしのことを書いて
昨日のスピマは、突然の予定変更となり、優凪さんのブースを目当てに足を運ばれた方には大変申し訳なく、わたしからもお詫び申し上げます。
わたしのほうはおかげで友人と久しぶりにのんびりした時間を持てました。優凪さんも、大事に至らず(゜.゜)よかったと思っています。
スピマの気に押された?!と連絡くれた方は、その後、大丈夫でしたでしょうか(゚ー゚) わたしも、最初のスピマ体験は横浜で、やはり、会場のヒト気にあてられたようだったのを思い出しました。体調のせいもあったかもしれませんが。
写真は、桜の盆栽。少し前から開花して、今はさらに満開。散るのを惜しむ気持ちを先取りして、眺めています。
…花は、よく、人に例えられますね。
こう書きだすと、思い出すことがあります。
ずっと以前に、占いの勉強をしながらライターをしていた頃のこと。たまたま出会って話をするようになった人に、生業としてライターをやっていると言うと、
「わたしのことを書いて」
「おれのことを書いて」
と、言われることが、少なからずあったのです。
ライターと言っても、わたしの場合は頼まれるままに記事をこしらえるもので、取材や撮影はしても、特に創作的な仕事ではなかったのですが。
「わたしのことを書いて」
なぜ、そんなことを言うのだろう。
わたしは、他人に対してそういう思いを投げかけたことがないので、よくわからなかった。
…もっと以前、20代の頃、ひとり旅が好きで、東北や南の方をとりとめなく旅していた時期があったのですが、
青森の山間部に一軒だけ立つ温泉宿で、
「うちのことを小説に書いてくれ」
と言われたこともあります。
空きがなかったため、宿を営むご主人の奥さんの部屋に泊めてもらい、食事のあとは、「一人じゃさみしいだろうから」と、家族の皆さんと一緒に食器洗いをさせられました、いえ^^;、させていただきました。その後の、ランプの下の語らいの場で(電気の通っていない宿として知られるところでした)、、、
その頃はライターもしておらず、「文学少女のなれの果て」と告白もしてなかったので、宿主の意外な言葉に当惑していると、
「なんだか、そんな顔をしてるから」と、言われたのです。
そんな、って?
結局、その後、わたしがその宿について書くことはなかったのですが、
「書いてくれ」という言葉と、じっと見つめられたことだけが忘れられずにいます。
「書いてくれ」と言った人たちは、有名になりたいといったようなニュアンスとは、違っていたと、わたしには思えます。
生きている証、ということを、
今も、人と話しているときに、意識させられることがあります。
うまく説明できませんが、「書いてくれ」という言葉たちは、今、わたしが、人の話を聞く仕事をしていることともつながっているのかな、と、
花咲く季節になると、思い出されるのです。
もちろん、今の仕事は、人から聞いたことを、書いたり他言したりは厳禁の仕事なわけですが、
根っこのところに、共通項がある気がするのです。
…花が好きで、
花を思うとき、
ヒトを重ねて、
しみじみと満たされるような気持ちになります。
「日本に生まれてよかった」と、先日、年配の生徒さんも言ってましたっけ。
…ちなみに、その青森の秘湯の宿の思い出では、20人ぐらいのおばあちゃん達が集う部屋に押し込まれたのも、懐かしく。おばあちゃん達の津軽弁はわたしにはまったくの外国語で、「うちの息子かわいそだから嫁に来てくれ」というニュアンス以外はほとんどわからず^^;下ネタもかなりだった、ような、シカとはわかりませんけど。。。でも、愉しかった。
今夜は、つれづれと、思い出話で恐縮。風が強い夜ですね。
平穏な一週間であるように、と、願います。
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コメント
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優凪さん、コメントありがとうございます。
わたしの知る限りでも、教室関係者4人(それとひかるさん)が会場へ行きました。わたしも連絡を受けたときは友人と会場へ向かう途中でした。
スピマの雰囲気を知るのも目的でしょうが、その中で、優凪さんが鑑定者としてどのように出演しているのか確認することも足を運んだ理由の大きなものでしょう。
優凪さんに鑑定してもらいたいとか会ってみたいとか明確な理由でなくても、それでも、知っている人や関係ある人が参加しているのといないのでは違います。
また、優凪さんのブースという核があれば、ばらばらに向かっても遭遇する可能性が高いですけど、ブースがなければ、行っても皆に会えないかもしれない。それでは半分ぐらい意味がない。(言い訳になりますがそれがわたしが会場まで行かなかった理由です。実際、生徒さん同士は誰も互いに会っていないようです)。
ブログに告知したので、のぞいてみようと思って行ったご近所の方が他にもいたかもしれません。入場料も安いとは言えず…。
先にもお伝えしましたが、体調が悪かったり不幸があったりして休むのは仕方ないので構わないのですが、対応、すなわち素早い連絡は不可欠。
参加すると宣言すること、告知すること、行動には責任が伴います。仕事として修練しているなら、その自覚も大切。
「今日の運動会は… やるかもしれないし、やらないかもしれないです」「やっぱ、やらないことにしました」ということでは、おにぎりたくさん作ってしまってたら困るでしょう?
例えば「雨でもひどくなければやります」か「雨だから中止にします」かの判断と伝達は、迷ったとしても、しないといけない。
どんな仕事でも同じことかと。
無理そうなら出ないという判断も、時には必要なのです。
投稿: 恵美花 | 2009年2月19日 (木) 20:11
……呑気なコメントですみません。。
ここのコメントを読んだ限りでは、横浜は、わたしの出展が主な目的だったのでしょうか!?
みなさん、スピマを楽しまれるのが、目的で、わたしのブースは、お付き合いといいますか、様子を見に、顔を出してくれるのだろうと、簡単に考えておりました。
まだ、自分目的に、わざわざ来ないだろう~なんて、呑気に構えていたもので、
今さらながら、コメントを読み、驚いています。
休んでしまって、連絡も遅くなり、すみませんでした。。
投稿: 優凪希果 | 2009年2月19日 (木) 03:19
赤月さん、生きててよかった
コメントありがとうございます。
自分にはたいして力はないのですが、人から「書かれる」ように対応されることが多かったな、と、今になると落ち着いて思い出されるのです。
「わたしをノートがわりにするな」「わたしはあんたの時計じゃない」な~んて怒ってたときもあったような…^^;
変なこと書いちゃったなぁ、と、思っていたのですが、赤月さんからコメントもらえてよかったです。
ぬるんだり冷えたり繰り返して本当の春になりますね。休んだり走ったり、一歩一歩、ね。
投稿: 恵美花 | 2009年2月18日 (水) 22:02
おひさしぶりです、赤月です
近頃寒いですね(>_<)
昨日はこちらも雪でした。
直接の先生はあまり知らない私ですが、この記事はなんだか先生というひとを裏付けるというか…。
先生というひと、を少しのぞいた感じがしました。
ぽわ~と心温まって、小説みたいに景色が浮かんできて感動しましたデス
うまく言えてないけど…。
コメントは久しぶりで緊張した~(°°;)))
ではまた来ま~す☆
投稿: 赤月 | 2009年2月18日 (水) 11:40
ひかるさん、
横浜へ向かわれたのですね。お会いできなくて恐縮です。
なにか体験はされましたか?
今度の東京スピマも、もしかすると優凪さん、欠席となるかもしれませんが、
4、5月は、チームで出店する予定ですので、そこではお会いできると思います。
花盛りの頃に。。。
投稿: 恵美花 | 2009年2月17日 (火) 22:05
先日はスピマに足を運んだのですが思わぬ事態で残念でした。ヒトオ先生と優凪さんにまた別の機会で御会い出来るように楽しみにしています。
投稿: ひかる | 2009年2月17日 (火) 01:15