同じ風景を見ても
お元気ですか^^ 「センセイは地下に潜ったのかと思った」と今日言われたので書いております。
今月に入って、およそ一年ぶりという鑑定のお客様が続きました。わたしのところは、そんなふうに年に一度ぐらいの頻度で来られる方が珍しくないです。年が変わっても同じ月には、行動パターンが似たようになるという十二支からみる運気の流れも無関係ではないでしょう。
一年という期間の長さ、短さを想います。
「あっというまですね」とよく言い合うけれど、今日を変えれば、一年後は大きく変わっているもの。
わたしといえば、よい気候のこの頃は、時間があくと季節の移り変わりを楽しみに出かけるようにしています。
「自然に勝る美はないなぁ」などと、木々の枝ぶりを見、雲の模様を見てはつぶやいていますが、興味と言えば、やはりヒトへ吸い付けられてしまうよう。
とある広大な公園の片隅で耳にした、60代後半とおぼしき男性ふたりの会話。
「桜の頃は、きれいだろうなぁ」
「……。俺は、春よりも秋のほうがすきだなぁ」
「……。」
暖かい季節の花が終わり、紅葉はまだこれからの公園で。「……。」の無言の部分に内面のセリフを勝手にあてはめてわたしは遊んでおりました。
想像する、という才能は、人間に与えられている素晴らしい宝ですね。
「桜の頃は」と、今の時間ではないことを、目の前にない事象を脳裏に広げて愉しむことができる。
想像を補うことで、今、叶えられない事象への失望を軽減する無意識の知恵ということかもしれませんが。愉しみ上手なひとです。
一方で、「どうして、今、ろくな花が咲いてないんだろう。いつも俺はタイミングが悪い」と、がっかりしてしまう人もいて。そういう考え方が癖になっています。
もちろん天候がよく絶景が望めれば最高にラッキー♪ですが、同じ風景を見ているならば、がっかりするより、愉しんでみたほうが、火性充実、心身によい。「花が全然ない」ことをネタにして(゚ー゚)ブログを書けばそれも火性の行為。
同じ景色でも、同じものを見ても、陽的にとらえることと、陰的にとらえることができ、とらえ方が違えば、幸不幸感は大きく違ってきます。
わたしが観ている手相についても、陰陽のとらえ方は大事なことで、
手指の形や線や印の定義や意味を覚えるのが基本ではありますが、同じ線や印でも、プラス的な表れ方をするとどうなるか、マイナス的な表れ方をするとどうなるか、というように、両面からのとらえ方を学んでいくと大変面白いです。
例えば薬指が中指に届くほどに長い人ならば、プラス的な意味合いでは、人から好かれて華があり、名誉を得るため努力できる。マイナス的な意味合いが出ると、見栄っ張りでお金の出入りが激しい。どちらの意味合いが強く表れるかは、どちらの方向で生きようとするか、その人の意志に関わります。
いい手相、悪い手相、という分類が、全くないわけではありませんが、そこは、顔かたちや生まれ育ちも似たことですよね、平等ということはない、しかし、どんな人でも生きている。
自分の手相が持つ宝を生きているうちにいかして愉しむためには、それぞれのポイントのプラス面とマイナス面、両面をきちんと知ることが近道といえます。
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彩園み鶴さん、報告ありがとうございます。
今、山形なのですか? 寒い土地の暮らしは想像できます。環境が変わって大変なことも多いでしょうが、み鶴さんのパワーで愉しみや発見を数多く見つけられることと信じています。
と、個性的な手相を思い出しつつ…
体に気をつけて。土星環とはほどほど仲良くね。山形の母(姉?)となって^^!
投稿: 恵美花 | 2011年11月24日 (木) 23:42
仙乙先生、お久し振りです♪
私が昨年の東京スピマに出させていただいてから、もう1年近くになってしまうんですね…
「一年ぶり」の鑑定のお客様は恵美花先生のファンの方が多いのでしょう
ところで私事ですが、とうとう山形暮らしとなりました 昨日が降りこれからが本番です…寒い寒い~ 最近私の手相、土星環が気になるのはそのせいか?
ま、気にせず数年だけの雪国ライフを楽しみますわ。
投稿: 彩園み鶴 | 2011年11月22日 (火) 16:46