本占い。こころの暇。
桜の記憶、いくつか。
花見の名所と言われるところは、今年はどこも大勢の人出だったようですね。長かった冬、不安な世相の反動もあるでしょうか。そうは言っても、花見びとの表情は、おおかたのどかで。
わたしも、先週は遠方から来られた生徒さんと、自由が丘グリーンストリート(九品仏川緑道)の桜並木をお散歩して、ひとときのんびりしました。強い風が花びらを散らせて、頭や肩に、友だちみたいについてきて。
その日の彼女もそうですが、生徒さんや修了生で占いの活動がんばってるなぁ~と思える人が今年になって特に目につきます。美し~ぃプロフィール写真にさしかえピカピカに変わったブログもあるし^^ 結構刺激されます。
わたしもがんばらないとなぁ~(゚ー゚)
と言っても、どうがんばるのか? それはわたしには地道なことしかないデショ。というわけで、一回ごとの鑑定に注力することはもちろんですが、今年は特に、テキスト改定年と位置づけて、幾つかの教室で使うテキストをこつこつと改定中です。
頼まれてもいない仕事を増やすヒトオ。仕事ばかりしていてくたびれて休みは家でゴロゴロしているお父さんのよう(最近のお父さんはそれでは務まりませんか?)、身近なひとから愛想を尽かされそうな、春、辰月(土性のなかに意外に水がたっぷり、緩む土)、新しく始まり、散りいそぐ気配、焦燥と期待、心さわぐ頃。春は少し苦手で、好きな季節。
もっと、真剣に考えなければいけない事柄が、多くあるはず。それでも、なにかボンヤリしてしまうときには…、わたしは
本占い(゚ー゚)
やったことありますか?
本占いの専用本も売っていてわたしも持っていますが、実際には何でもいいのです。ただ、手近な本をパッと開いて、そこに書かれた文章や言葉や挿絵やページの数からメッセージを受け取る遊び。自然で、ごくごく真剣な遊び。
辞書でも、実用書でも、小説でも、タロット解説書でもお好きなものを。気持ちのおもむくままに、手にとって、こころを静めて、お言葉くださいと、パッと開く。どこでもできます。フリーペーパーだってOK。
今日は、わたしは、またまた登場、山内章子さんの歌集を使わせてもらいました。
お言葉ください、パッ。
「よくとほる声で笑へり少女ふたり夜風すずしき窓近くゐて」
?
お孫さんの歌が6首並んだページでした。幼児の頃から初潮を迎えた思春期、成人式…と成長の折々に詠んだ歌。その中でも、上の歌が目に飛び込んできて。
少女、ふたり、笑い声、夜、窓辺で、夏の気配?
夏の夜、少女の頃、何を想い、何に笑っていたのだったか…。年齢の近い従姉妹といるだけで愉しいという時があったような…、つらい日々を忘れられて…、そうして言葉少なくても、水ようかんを作って待っていてくれた祖母の存在…。
百歳近くまで生きて、亡くなる間際に見舞ったときに、「歯並びがきれいだねー」と、ほめてくれた。わたしがちゃんとわかっているのかな?と思いましたけど、ずっと、その言葉とそのときの祖母の顔を覚えているものですね。苦労したはずの人なのに、最後まで人を肯定する言葉を。だからなのでしょうか、祖母は、孫、曾孫に恵まれておそらくよい晩年だった。
そんなこと、思い出しました。久しぶりに…。
祖母の時代を思うと、女性が幸せな時代にわたしは生きているとまだまだ思えます。 それから、また、夏が来て。好きな人や秘密の話で少女たちがたあいなく笑い合うような、美しい闇のようなひとときを、愉しもうとする、こころの暇があっても、いいのかも。というメッセージにも受け取りました。
こころの暇がないと、からだも元気になれませんから。
山内さんの短歌を素材に使わせてもらって、おみくじらしいおみくじを作ってみようというのが、目下計画していることのひとつなのですが。なんでも仕事にしてしまって、忙しいなぁ~なんて思ってしまうところがイケマセン、誰にも頼まれていないのにネ。遊び心で行動するって、
むずかしい~^^ 足りないところは、遊び心ある人たちに習っていくとしましょう。
« 守りを支える龍高星、破壊と創造のこころ。 | トップページ | いとをかし、 »
「つれづれ+占い」カテゴリの記事
- 怖いもの知らずの青春が失われ求められて天南星考察(2024.11.10)
- よろびの心を育てたい。2024甲辰年に向けて(2023.12.23)
- スポーツ選手になれますか?ピアニストに向く手相は?適職の見方(2023.01.13)
- いつもありがとう。<手相の完全独習増刷御礼・行動領域・五行説>(2021.10.25)
- 秋深し、逃げて逃げずに討論よろしく(2021.10.17)
コメント