行動領域、半会から、ちまきへ。
昨夜の月、スーパームーン、きれいでした。大きさ14%増については「そう言われてみれば」という印象でしたが、輪郭はくっきり、白くジラジラと眼に刺さるように光を放って妖しげで、美しかった。
月の光を浴びていると、人間って小さいな、と、あらためて感じます。小さいのに、じたばたとして、懸命に生きていて。小さいことの哀しさと、いとおしさ。今夜は、さきほどこちらでは雷雨がありましたが、雨雲のご機嫌、いかがでしょう。
写真(嵐山の竹林と京都タワー)は、おみやげ写真をいただいたので、許可をとって掲載。見ているだけですがすがしい。
京都、随分行っていません。というか、旅らしい旅は何年もしていないのです。笑われますが、老猫を置いておけなくて。ひと頃、国内の県はほとんど足跡残して、残すは和歌山、徳島、沖縄本島なのですけど。
残しておいたこれらの、ちょいと濃そうなエリアを回れる日々を楽しみにしています。それまでは…、おみやげ写真を待ってましょ。
さて、先日、行動領域のことを書きましたが、
わたしのところへみえるお客様は、行動領域が広くて、生きづらいという人が珍しくありません。
(生年月日から算出される)行動領域が広い人(特に4領域)は、様々なことが気になるタイプ。自分のことはもちろん、家族のことも、社会のことも、ネット情報も、とりあえず一通り把握していないと気が済まない。ですからよく色々なことを調べ、人の反応にも気を配り、(誰かのために)自分が”何かをしなくては”という想いの強い人が多いのです。そのスケール大きな想念に、実際の行動が伴えば注目されて活躍するわけですが、そうできないと、不満や苦しみにつながりやすい。
ともかくやってみよう、というチャレンジャー気質の人のほうが、広い領域をいかしやすいです。
領域の出し方を説明していないので、なんのことかわからぬ人には恐縮ですが、領域がわからなくても、こんなことは言えます、
理想が大きい人や、想念が広がりすぎて苦しい人は、最初から自分に完璧を求めないこと。今の自分で勝負しようとせず、とにかく学び遊び、人に語れる知識や情報を広く自分のものにしていくこと。あるいは、自分の関わる分野を絞ってそれ以外は”気にしない”。そのどちらかに決める。と、なっております。
行動領域の広い人は、生まれた年・月・日の十二支に「半会(はんかい)」という約束事を持っているほうが、矛盾なくいかしやすいのです。
半会とは、三合会局(さんごうかいきょく)という十二支3つの組み合わせの約束事(申子辰・亥卯未・寅午戌・巳酉丑)のうち、半分の2つだけ成立している組み合わせのことを言います。
例えば、「寅」と「午」のような関係が、「寅午戌」の半分の会局なので、半会。
よく、寅年生まれの人は、午年生まれの人と相性がいい、などと言われるのは、この約束事がもとになっています。(寅月生まれと午月生まれも同様に言えます)。
もともと、寅は木性、午は火性、戌は土性と、異なる五行なのだけれど、組み合わさることで融合して、中央の十二支の五行(午の火性)に変化していきます。
ですから、寅年生まれの人が、午年生まれの人とつきあっていると、寅年生まれの人がだんだんと変化し、火性が強まって、お喋りになったり快活になったりすることがあります^^
ところで、昨日5月5日は端午の節句でしたが、この日の頃に、和菓子屋さんに「ちまき」が並びますね、このちまきに、三合会局の約束事を見出した民俗学のお偉い方がいました。
5月は、今の暦では、巳月になりますけど、旧暦5月は、今の6月、午月。
そこで、ちまきの形状を見てみると、
寅(木性)…草(木性)で包まれる。
午(火性)…三角の尖ったかたちを、炎(火性)のかたちととらえるw(゚o゚)w
戌(土性)…甘い(土性)餡や、粉(土性)で作られている。
ですので、この季節に、ちまきを食べることは、「寅午戌」の三合会局のまじないを行うこと。身体に、自然の運行に沿うように、夏(火性)の気をとりいれる行為となっている、と。このように考えると、ほんとうに、運命学って、生活に密着して面白い、というか、おなかがすきますネ。
…最後の写真はある日のおやつ。オープンしたばかりのパン屋さんで買ったフレンチトースト。
「メープルシロップをおかけできますが?いかがしますか」と、パックの蓋を外してトローリかけてくれました。そんなことで一日とても嬉しかった、よほど愛情に飢えているわたくし?(゚ー゚; ということでもなくて、モノがよくてサービスもよければ、少しだけ割高でもまた来ようという気持ちになるものだ、やはり仕事はそこが基本では、と、色々な場所で気づかせてもらえます。
さて、GWも終わり、あすからは通常モード。気温が上がって過ごしやすいけれども、リズムの崩れやすい時。無理せず、少しずつ。また一週間、マイペースでね。
« 狭いところを動きたい、二位昇型であったなら? | トップページ | 手相と貸借対照表、似てる? »
「うらないごと 干支・陰陽五行」カテゴリの記事
- 穴八幡宮参拝。現実に根を張ってそれぞれに伸びて(2025.01.06)
- 来たる2025乙巳年に向けて。みんな一年間お疲れ様でした!(2024.12.31)
- よろびの心を育てたい。2024甲辰年に向けて(2023.12.23)
- 道筋を整える、2023 癸卯年に向けて(2022.12.20)
- 自立を促す知ることの不思議な喜び(2022.01.16)
彩園み鶴さん、コメントありがとうございます。
これからちまきを見る目が変わるかも?
柏餅も、基本的には同じで、尖ってないけれど、山型。
わたしの郷里の笹だんごも、俵型ですが、むりやり"たいまつ"のかたちともいえるかも。想像力も問われるような?
冷えすぎも食べ過ぎも注意ですね^^
立夏をすぎて。またそちらの新しい季節のmixi報告、楽しみにしています。
…北関東で竜巻の被害が出たことを夜のニュースで知りました。どこにいても、備えることの必要を繰り返し知らされる今。
平穏を祈ります。
投稿: 恵美花 | 2012年5月 6日 (日) 23:29
「ちまき」と三合会局のお話、とても興味深かったです。あまりに気にせずパクパク食べていましたから… 食べ物を例に挙げて説明があると特に説得力がありますね(笑)
今年、やたら水性多く冷え気味の私には必要な食べ物のようです。
投稿: 彩園み鶴 | 2012年5月 6日 (日) 22:44