自分を破滅させられるのは自分だけだ。
暦の上では4月5日からが、4月、丙辰(ひのえ・たつ)月の始まりです。
3月、乙卯月に、地面に根を張れた人なら、あまねく照らされた太陽の光のもとで動き出せる月となり、風に揺れ続けて定まらない人は、焦りの生じる月となるでしょう。焦ったら、
焦らないこと(゚ー゚) 立ちどまることは停止ではないから。
3月は鑑定のお客様をいつもより多くお迎えしました。相談内容は様々でも、春へ向かう意識がそれぞれに。世代問わず恋の話も多くて。わたしもお客さまと向き合うことで、時の移り変わりを強く意識しました。
先週末は久しぶりに休みをとって花見の宴、となる予定でしたが、あまりの寒さに、花見を想像しての宴、と、なりました^^
先日、長く続けていることが仕事以外にないと書きましたが、ひょんなご縁で参加させてもらっている詩人の大兄さん方々との宴が十五年ほど続いていることを忘れていました。つきあいの悪いわたしを、穴から燻りだすように誘ってくれる和合の星「石門星」の幹事さんに感謝。
快い感覚ばかりでないときもあります。仲良しの集まりではないので。緊張を強いられたこともたびたびあり。ただ、はっきりものを言っても大丈夫だし、逆にはっきり言えないと相手にされない雰囲気が、わたしにとってはためになっていると思えます。
人と人との出会いは不思議なものです。会えば必ずと言っていいほど化学変化する。
そして、必ずしも居心地のいい好きなタイプの人が自分の成長につながるとは限らないのが面白いところ。
…年末の猫事件からしばし飼い主も軟禁状態となったおかげで?62話もあった韓ドラ「善徳女王」を先日見終えたのですが、
新羅の国で初めての「女王」が誕生するためには、女王の宿敵、毒婦と呼ばれたミシルの存在が欠かせなかったと思えました。
強い敵がいるから、それから学ぶことができ、それに備えることができ、それを超えていくことができた。
そうして、ミシルもまた、権力を得た自分ですら考えもしなかった、女性で王になろうとする人間の出現によって、自分の夢の枠を思いがけなく広げられたのでした。国の将来を思い命懸けで自分と戦う相手との出会いによって起きた化学変化でした。
このドラマ、もともとはイケメンのキムナムギルさん(女王を慕うピダム役)目当てで見始めたわけですが^^ 最終的にわたしの記憶に残ったのは、ピダムよりも、
ミシルの弟で狡猾な策士、ミセンが、情に翻弄されるピダムに投げかけた言葉、
(おまえは何でも悪いことは人のせいにするが)
「自分を破滅させられるのは、自分だけだ」。この台詞です。
ミセンは、最初から最後まで悪役側なのですが、風流を解する人のようで、最終回では実にさばさばとして印象的でした。
反逆者としてまもなく捕らえられて死刑という場面で、「後悔しているか」と甥から尋ねられ、
「実に、楽しかった」と笑い顔で答えます。
「100人も子供を作り、
多くの女性と夜を過ごし、
権力を得て、
権力を失った。
実に、楽しかった」と。
……
一生とは何ぞやと、折々に思いますけど、
与えられた時間の使い方は、自分次第です。ひたすらに生きてさえいれば、必ず誰かに影響を与えており、そこに、生きた光というものがあるのではないか、それが一生のうちに何回かでもあればいいのではないかと思えています。
ドラマに戻って言えば、ピダムとは正反対の実直キャラ、キムユシンのように信念を絶対に曲げないということはなかなかできないことだし、先のミセンのように自由に生きることもままならず。それに比べて、優れた才能があっても不安や疑心に感情が乱れて窮地に陥ってしまうピダムは、一番人間らしいといえば人間らしいキャラクター。それが悲運の要因でしたが、ピダム人気の理由は、イケメンというだけでなく人物設定にもあったのだろうと思えました。
…長いドラマはしばらくおあずけ。写真上は、大阪の友人からのいただきもの、薄曇りのそぞろ歩きの雰囲気が伝わってきます。お菓子もたくさん、よみうりカルチャー恵比寿修了生の方々から。猫のしおりは尾道みやげ。ありがとう!休み明けで少々ボンヤリしておりますが(゚ー゚; 新年度心機一転、力を尽くしていきましょう。
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