幾つでもいいやうなお天気の中花が咲くなり
なんだかボゥ~ッとしてしまいますが、皆さまは大丈夫(゚ー゚)?
そうしてまた、ちょうどこのころ雨が来て、花を散らすのよね。
入社式前後のアンニュイだった気分を、いつの話だ(^_^;) いつになりましても思い出します。
児童文学から急激大人の小説へ移行した頃のさみしきけだるさに似て、
砂糖たっぷりのインスタントコーヒーをやめブラックレギュラーコーヒーを飲みはじめた年頃のほろ苦い愉しみにも似て、…ちょっと違うか、いつ変わったのだっけ?
いつでもいいでしょ、もやもやしちゃってさ、こんなときには、そら、この歌だ、
「九十歳の先は幾歳でもいいやうなお天気の中花が咲くなり」
w(゚o゚)w90歳の先! わが教室最年長受講生で歌人でもある山内章子さんから紹介していただいた齋藤史(ふみ)さんの歌です。93歳まで生きた方。
「いくつでもいいやうなお天気の中」ってのが、なかなか言えないわね。そこに花が咲いていて。いまここ(゚ー゚) それでいいじゃない。
って、この境地は、すばらしい。
斎藤史さんは、教科書にも載っているような著名な歌人だそうですが、わたしは忘却の彼方か知らなくて。年齢を経てから詠まれた歌の潔さというか、深い意味合いを含みながら、しみじみしない、そのはっきりした表現の美しさに引きつけられます。
算命学で星を見てみました^^
明治42年2月14日(己酉年・丙寅月・乙巳日)生まれ。パワフルな寅卯天中殺グループ。
陽占の主星と南に二つ揃った個性的な伝達星「調舒星」が天中殺現象を受けて、伝達本能が枠はずれにほとばしったのですね(^.^) そうして晩年には、思春期のようなロマンチスト「天恍星」が回り、ほどよい諦念とさらりとしたあかるさの感じられる歌を残されたのでしょう。
調舒星が中殺されると、明るくなるか暗くなるか極端に分かれる傾向です。短歌という伝達ツールを得たことで(というより自然と詠むようになったのでしょうけど)この人は輝いたのですね。普通の奥さんらしく目立たぬようにいろと言われたら大変生きづらかったと思います。こんな歌もあります、
「妻の位置終り子であることも済みあとは親の役の残り少々」
こういった姿勢で親族など人間関係をやっていけば、それぞれ互いに円満ではないだろうかと思えます。
わたしでしたら、今のところ「子の役の残り少々」「姉の役の残りしばらく」をまぁ果たしていけばいいのだと思えば、気持ちがラクになるようです。
「身の内の悪細胞にもの申す いつまで御一緒をするのでしょうか」
小気味よく。老いてぐちぐちしていない。90歳は無理でも、こんな姿勢で年齢に寄り添っていけたら幸い。
「死の側より照明(てら)せばことにかがやきてひたくれなゐの生ならずやも」
色々あっても、色々ありすぎでしょ、たとえ哀しくてめんどくさいような人生であっても、死んじゃった人たちの側から見てみれば、なんて明るい、輝かしく、ただただ紅色に輝ける世界なのじゃないかい。
(作品は、歌誌「笛」126号掲載、山内章子さんの齋藤史評から引用させてもらいました。山内さんありがとうございます)。
二週間のあいだに、愛猫と知人の御弔いが重なって(猫と重ねてごめんWさん、あとで怒って)、少々弱った感ありましたが、齋藤さんと山内さんに励まされました(゚ー゚)
…上の写真はわが亡き猫、熟女のころ。
きれいなお花を猫めにいただきましたので、しあわせ猫から改めてお礼もうしあげます。
「がんばれや」と、言われているように感じますの(゚ー゚)
よい春。
気持ちはなにかと先走るけれども、体はその変化にすぐにはついていけません。ゆっくりしたスタートで、過ごしていきましょ。
ひたくれなゐの生ならずやも。
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