「波を起こすのは、風なのに」。
暖冬だと油断していたところに寒波がこたえますね。お元気ですか。
この寒さもピークとなる頃に、木々は芽吹きの準備スイッチが入るようです。通勤途中に、小さいけれども如実な変化を見せる木々の様や、寒空に自由に見える鳥類、猫族など見ると、励まされることしきり。
借りれるものは何でも借りて、自分勝手に解釈? 元気を出すのがよいですね。
ということで、最近、印象に残った言葉など(゚ー゚)。そのいち、
「スピマでいただいた鑑定料は、使えないで大切にとってある」。
11月に横浜スピマに初参加した鑑定士Nさんの言葉です。
「色々な人から、それぞれに抱えた思いを聞いて、それぞれ色々なお財布の中から千円札が出てきた様子が思い出されて、すぐ使う気になれない」と。
現場経験がまだ少なく、鑑定を生業にしていないNさんだからこその言葉なのかもしれないけれど、ハッとしました。
わたしは最初から仕事で鑑定していたから、そんな考え方をしたことがなかったかもしれません。でも、Nさんの言葉を聞けてよかったな。やはり、わたしのところの生徒さんは皆えらそうだけどすばらしい(゚ー゚)
「俺は人の顔だけを見て、時代を読めなかった」。
「観相師」という映画の中のセリフです。
15世紀の朝鮮王朝で起きたクーデターを題材にした時代ドラマ。顔を見るだけで、その人の性質や行く末がわかるという観相師の主人公が、大それたことは望んでいなかったのに、いつしか、国の覇権争いに巻き込まれていきます。
大切なものを失い、年老いて、海原を目にして口にした言葉。
「変わりゆく波のみを見て、風を見なかった。
波を起こすのは、風なのに」。
この映画、ストーリーは若干物足りないぐらいわかりやすいものでしたが、人の運勢に言及する行為の重さ、危うさを感じさせられ見入りました(゚ー゚)
相でも星でも、細部をデータ検証するのにとらわれて、全体を見失うことへの戒めも伝わってきて。それは、占いに限らず言えることでしょう。重箱の隅をつつくように細かいけれども非常に偏った報道に、惑わされないように。
「そなたたちは高い波に乗り、我々は下に流されただけ」。そして、上がったら下がる、と。波のように、結局、変えられない大きな運命の中に人が生かされていくなら、その中で、すべきこととは何だろう、
なんてことを呑気に考えました。
江戸時代の観相学者、水野南北先生は、なんて言ってるかな。
「人には生まれながらの悪相というのはなく、悪はみな自我が生み出すものである」。
昔の人に負けないぞ、と。唐突ですが(゚ー゚)
水道からお湯も出ない、"しばれる"寒さの中にいた、子供の頃の辛抱強い周りの皆やわたしを思うとき、それから、沢山の様々な出来事や感情を押し流してしまう「時」の流れの速さ、はかなさを思うとき、
はかなすぎて~、なぜか元気が(カラ元気?)でるんです。あなたはそうではないですか。
わたし自身、そこそこ苦労し乗り越えて今のわたしを作ってきたと考えているけれど、
その一方で、子供の頃から思い起こせば、なるべくしてこうなってきたような気もして。流れにあらがってもあらがわなくても同じなの?! …そう考えますと、
無力感とともに^^、まぁいいか、というふうな呑気な想いも湧いてまいります。
生きるとは大きな流れに流されているだけのことかもしれませんネ。流れの中でせめては力を尽くして、お役目尽きるまではあれこれしたいです(^.^) 同時代の流れに乗っかっている誰もが、自分の物語の主人公なのですから。
お客様に対しては、流れの中での現在の立ち位置を確認していただき、その人らしく満足を得て自分の物語を歩んでいかれるように、僅かなりとも力になりたく願い努めています。
このところ、わたしにしては多くのお客様をお迎えし、自分自身のことについては無思考状態、で、オヤツを食べ過ぎ。キケンです。体形の劣化をお客さんのせいにしてはいけませんネ。いや、しておこう。
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