まとまらない人間、と、「嘘の戦争」。草彅剛さんの命式拝見
春、新しい講座が始まったり、7、8年ぶりのお客様を続けて迎えて時の流れに感無量となったり(゚ー゚)、体力温存のためブログちょっとオヤスミと言い訳しつつ、日々こつこつと努めておりましたが、
皆さまはお変わりないですか。
激しい気候変化や、激しい対北緊張(と報道されていること)。オリンピックやGWを楽しみにしていいんだか、大地震や核、戦争を怖れるべきなのか、
ニュースにあおられたり、オバカな番組に笑ったり、明るくいていいんだか、深刻でいるものなのか、 気持ちと行動の持っていきようが定まらないというか、
気持ちが悪い(-_-;) わたしだけでしょうか。
ですが、世界とはこんなものかもしれないね。 思想と現実をひとつにまとめようとしてもまとまらないのが、世界であり、人間?
警戒すべき極端な流れの中で、プチイベントを楽しんだり、連ドラに熱中してイヤなこと忘れたり…、
日和見的で、大きな流れに迎合し、平和ボケと言われる日本人ですけど、案外しぶといのかもしれません。
というわけで? 今さらながらTVドラマ「嘘の戦争」をダウンロードして堪能していたわたくし(゚ー゚)
「だまされたらだまし返す」と言い放つ、草彅剛さん演じる復讐の鬼、主人公「浩一くん」のワルで一途な役柄に見惚れました。
草彅さんて、ひょうひょうとしていて、たまに痩せてガイコツみたいに見える時もあればm(__)m さらりと素敵な表情も見せる。ひょうきんで、運動神経がよくて、そしてワルマジメな役をやると、セクシーさを感じさせる人。静から動への熱量変化にもシビれます。
それにしても、懐かしい「倍返し」とか、復讐劇がみんな?好きですねぇ。わたしも好きです、スカッとします。
その復讐行為に大義名分があれば、犯罪的な行為も許容してしまうというのがまた人間のまとまらないところ?
復讐というと物騒ですが、もともと、怒りは、健全なもの。
「怒りとは、幼い子供が自分のために一歩進み出て『自分は大切な存在だ』と宣言するために母なる自然が与えてくれたエネルギーである」
と、「身体が「ノー」と言うとき」(ガボール・マテ著・日本教文社)の中で、セラピストのジョアン・ピーターソン氏の言葉が紹介されています。
嘘も、また、人間のまとまらないところでしょう。
自分を守るためにつく嘘、相手を陥れるためにつく嘘、誰かを気遣ってつく嘘。「嘘のない人間なんていない」という主人公の言葉は、「嘘をつくのが人間」と、置き換えられますね。
「顔色悪いね、病気?」、「太ったね」、「その服、似合ってないよ」・・と、いつでも正確な印象や本心を言う「正直者」は、他人を傷つけていることもあるでしょう。
それはそれとして、
算命学で言うと、「調舒星」を持っているのかな、などと想像して楽しみました。
同じ復讐でも、世間に恥をかかせられたことの仕返しなら「牽牛星」だけど、
猛烈に頭にきたことの仕返しだけなら「車騎星」かもしれないけれど、
子供の頃に、つきたくなかった嘘を無理やり強要させられたことへの個人的な恨みなら、「調舒星」が必ずやあるだろう、と(^.^)
また、家族の敵に対して次々と容赦なく復讐していく主人公が、時として、復讐の手を弱めるのは、その相手と自分の関係の中に一筋の誠実さを見出した場合。そんなところも、あくまでも「個人と個人の関係」を重視する調舒星っぽい。
それから、ある程度、持久エネルギーの強い十二大従星がないと、30年間も恨みが続かないでしょう。人のよい「天馳星」や、気移りの早い「天報星」、諦めのいい「天堂星」などあっては無理そうで。けれども、「天将星」のようにエラすぎても、人情で許してしまうかもしれず。
そうして、嘘に嘘で打ち勝っていくずるがしこくも大胆な戦術には、クールで外科医的な「龍高星」も持っていそう(^.^)
手相だと、どうかな。
手相の線の薄い人も、根に持つと長いけれどm(__)m、ある程度、濃い線を持っていないと、最後まで徹底的には復讐できないでしょう。(しなくてよいけど)。でも、線が濃くても、単純な構成だと、複雑な復讐行為に向かわないはず。(向かわなくてよいけど)。そうして知能線が長く、粘り強いところがないとね。合理性を表す小指の下の財運線もしっかりしているはず。ぽちゃぽちゃ柔らかい手ではなく…。
と、あれこれ想像すると楽しかったです。
一方で、そんな復讐の鬼を巧みに演じた草彅さん自身の星を見ると、
執念深く人を追い詰めていくような星ではなく(当然?) 嘘をつくとしたら自分を守るためか、人を気遣ってつく人でしょうか。
草彅剛さん。1974年7月9日(甲寅年・辛未月・辛亥日)生まれ、寅卯天中殺グループ。
その人の精神構造を示す陽占では、本質を表す中央の星が、正直で負けん気の強い戦士「車騎星」。
社会を表す東の星が、特別意識があり上品な「玉堂星」、目上との関係を表す北の星と家庭を表す西の星が、堅実で優しく自意識の強い「司禄星」、精神的満足を表す南の星が、独立独歩でマイペースな「貫索星」。
潔い一方で粗野なところのある「車騎星」ですが、「玉堂星」を併せ持つと、常識を備えた冷静な人格者となる傾向。
落ち着いた「玉堂星」「貫索星」に、老成した十二大従星「天堂星」がついていて、普段は感情をあらわにしないムードなのに、憤る演技の時に草彅さんが輝いて見えるのは、その行動が怒りや前進攻撃につながったとき、中央の「車騎星」がスピーディーに稼働して戦士の光を放つのでしょう。
感情的に行動しやすい「車騎星」ゆえの出来事だったのでしょうか、泥酔して騒ぎとなったかつての事件を思い出したり、
同じく中央に「車騎星」を持つフィギュアスケーターの羽生結弦さんの、悪魔のように魅せる好戦的な顏を思い出したり。
それから、草彅さんのナマな心を表す日干(にっかん)は、「辛(かのと・しんきん)」。
「辛」はデリケートな金属、宝石です。(ちなみに元SMAPのメンバーは、この宝石「辛」と、魅力的な山「戊」の人しかいないのです)。
日干「辛」の人は、普段は、品がよく控えめに見えますが、本能は金性ですから攻撃(前進)的なのです。
草なぎさんは、ナマな心も、精神的な本質も、攻撃(前進)本能の強い金性なので、
何か課題や目的があったほうがイキイキとし、趣味でも遊びでもただのんびり楽しんでいるということはできにくいでしょう。
また、寅卯天中殺グループでありながら寅年に生まれているので、宿命生年天中殺。父親の運気の強いときに生まれていますが、両親とはどこか違和感を持ち、親とは異なる人生を進みます。
宿命天中殺とは、天中殺の時期でなくても、いつでも宿命の中に天中殺現象(極端な不自然な部分)を持っているということで、
この天中殺現象が「玉堂星」に影響して、
通常の穏やかな学者のような「玉堂星」ではなくて、経験から学んで新たなものを創りだす「龍高星」のようなダイナミックな面が出ます。どこまで学んでも満足するということがないので、新たに学んだり創りだす速度が早くなる傾向。
韓国語やダンスをマスターしたり、役作りのため痩せたりマッチョになったり、大型二輪の免許をとったり、努力家だという噂も納得です。
40代前半まだ運気の伸び盛り、草彅剛さんのさらなる活躍を楽しみにしています。
演技も、嘘と言えば「嘘」。
「嘘で救われた」というセリフが、ドラマの中でも何度も出ていましたが、
虚構の中に、真実の光を見いだせることもある、フィクションを楽しむ悦びは、まとまらない人間の宝なのかも。
と、最後は、天堂星的に無難にまとめておきました。ウソ、わたしは天堂星、持ってないです(^_^;)
また一週間、マイペースで過ごしましょう。ほんとだよ。
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