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2020年12月21日 (月)

「まちがいを犯さないのは怠け者か臆病者だけだ」。一陽来復に寄せて

20201221_105204今日は、冬至

皆さま、南瓜(なんきん・カボチャ)、レンコンなど「ん」のつく食べ物やら、冬至の「と」にちなむ「と」のつく豆腐、唐辛子、とうなす(カボチャ)、どじょう?やら食べてらっしゃるのかな。

厳しい冬に備えて、滋養をつけることが大切ですね。脂はほどほどに、ですけど。

「農作業もすっかり終って寒い夜長を迎えるために、冷酒を飲み、みそぎのために柚子湯(冬至風呂)に入り、コンニャクを食べて身体の砂払いをし、保存のきく南瓜(カボチャ)を食べて栄養をつけたり、冬至粥をたいて暖まったりしながら、新たな気持で春を迎えるわけである」(永田久「暦と占いの科学」新潮選書)

 

こちらは陽射しに恵まれたので、

明るいうちに、自由が丘の氏神様の熊野神社と、自由通り沿いの奥澤神社へお礼参り、一年の感謝をお伝えしてきました。

大好きな奥澤神社で、猫を二匹見ました。一面の黄色い落葉の上で目を細めて、ひなたぼっこ? 

これからが寒さ本番、真冬へ向かう今の、陽射しの貴重な温かみを、動物も感じとっているのでしょうか。

 

12月は「子の月」。

十二支の「」は、「孳る(ふえる)」という意味で、増殖していく生命の勢いをあらわしています。

五行で言うと、つめたい水性。こごえるような水の陰気が極まって、命の芽生えを呼び込みます。

寒いから、暗いから、冬だから、春が恋しい。

かすかな光に希望を見出す「一陽来復」、易の卦で言えば「地雷復」。

 

冬至」は、陰気が極まり、かすかにわずかながら「陽」のほうへ向かいだす節目、

思いがけなく声を出して笑った、それまでずっとほほえむことさえ忘れていたのに、

声を出せば、体が動き、それからは、笑えることにもっと出会えるようになるかもしれない、

だったらいいね、そんな頃。

 

20201221_103005

今日を境に、陽射しはほんのわずかずつ長くなります。一日に1、2分ほど。

気の遠くなりそうな春へのスタートだけれど、

かならずまた訪れる春への点のような一歩。

わたしたち、ずっと、点のような一歩を、重ねてきていますね、

とおい春へのスタート、一陽来復を祝いたい。

 

前述の永田先生によると、2月4日頃「立春」を一年の始まりとする考え方は、中国の漢の時代に始まったもので、

それ以前、前漢の時代には、春は「冬至」から始まると考えられていたそうです。

冬至」は、夜が最も長い日で、そこからだんだんに陽が長くなる、いわば ”日照の春”、けれど、冷え切った大地が暖まるにはまだまだ時間がかかります。実際には、これから冬本番の寒さがやってくる。

それに対して、「立春」は、気温が最も下がる日で、そこから暖かさが増していく、"気温の春"。

春とは暖かいものでしょう。なので、漢の時代になって、「立春」が一年の始まりと定められたとのこと。

この”立春年初”は、二千年近く続いて、日本でも、明治六年の太陽暦改正までは、「立春」を年初としていました。わたしたちが「旧暦」と呼ぶ太陰太陽暦は、立春年初。その流れで、占いの世界では、今でも「立春」を一年の区切りとして扱っているのです。

20201221_162220昼が長くなるのを一年の始まりとみるか、

気温が高くなるのを一年の始まりとみるか、

あなたの感覚だと、どちらが自然でしょう(^.^) 感覚は人によって違うのではないかと思えます。

 

わたしは、東洋系占いをする者として、自然に「立春」説を取り入れているわけですが、

気持ち的には、「冬至」が好きなのです。

凍えるような厳しい寒さのただなかに、春の気配がかすかにきざす。錯覚かな?('_') でも、思い込みでも? そのわずかな気配、点のような期待感に希望を抱きます。

希望とは、見ようとしないと気づけない光のようなものだと思うから。

 

寒さにまけず、コロナにめげずに、

よくわからない気持ちにつぶされないように、春を手招きしましょう。笑ったりして。昨日のMー1グランプリ、もうちょっと笑いたかったかな。

 

20201211_184954冬至の頃のわたしが、なぜだか格闘技やハードボイルド小説に傾倒しがちなのは、

自分なりに、きびしい冬を乗り切るエネルギーをわけてもらおうという無意識の働きなのかしらん。防衛本能と、迎春本能(^^)

この年末は、ドン・ウィンズロウのハードな麻薬戦争長編小説で暮れそうです。

組織になじまない一匹狼的な麻薬取締局捜査官、アート・ケラーが、血まみれた闘争の末に、なぜだか麻薬取締局のトップになってしまったとき、

値踏みするような部下、官僚たちに向けて言い放った言葉

「まちがいを恐れないでほしい。まちがいを犯さないのは怠け者か臆病者だけだ。

今年のわたしの一番のコトバは、これにキマリです。

 

「きみたちのアイディアや批判は大いに歓迎する。(中略)−−必要なのは唯一絶対的な考えではない。議論の末に得られる結論だ

ケラー、すてきだ…

「あなたのことは誰が守ってくれるんです?」と言う部下の問いに、ケラーは思う、

”今までおれを守ってきた人間は”… 

”おれ自身だ。”

ケラー、すてきだ…  オレ(わたくし)もオレを守るよ。笑

以下省略(^.^) 

20201210_220844

今週はクリスマスでありましたね、

年の暮れがいつの頃からか(みんなそう?)ロマンチックにならないでハードボイルド格闘系になるわたくしには来世でどうにか変わってもらうとして、

ちょっと早いですけど、

Merry Xmas🎄! 

 

いそがしい人も、所在ない人も、心配している人も、ふわふわしている人も、

気がかりは尽きねども、用心しながらも、

それぞれに、あたたかくして、くつろぎの時、ハートウォーミングな時を持てますように、

 

ささやかな、ちいさな春の気配を迎えにいこう。格闘技はともかく、生花を飾ったりしてね。

しずかな年の瀬。いつの年よりも、ずっと、街のイルミネーションや小さなクリスマス・ツリーの華やぎが胸にしみます。

 

 


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