楽しまないともったいない? 花に寄せて
寒暖差激しく、春らしくなってまいりましたね。お元気ですか。
自由が丘の手相運命学教室「仙習院」では、手相鑑定講座受講生を新規募集中ですので、春から心機一転、一芸を身につけたい方から運命学の学びを深めていきたい方まで、ご来訪をお待ちしています。
ご好評をいただいている個人レッスン(随時予約・受講)のほかに、定期的に通って習得する6か月・9か月の定期コースがございます。
自由が丘の教室は小さなワンルームの個人教室ですので、授業内容はもちろんのこと、通いやすさ、教室や講師の(わたくしですが)雰囲気など納得の上で学んでいただきたいので、体験受講や見学も歓迎です。オンライン講座も可能です。
また、よみうりカルチャーセンターの手相講座は、恵比寿、横浜ともに、4月からカリキュラム(1年間)の後期に入ります。
後期から受講されて引き続き前期を受講することもできます。その場合も理解しやすいように努めますので、ご希望の方はご連絡ください。
千葉の朝日カルチャーセンター手相講座も同様です。楽しく実占的に学んでまいりましょう。
……そのカルチャーセンターですが、
特によみうりカルチャーはこれまで16年間、欠勤ゼロで続けてきましたのに、今月初めて自己都合で休講にしてしまいました。残念!
私事で恐縮ですが、ここ数年弱っていた父親が他界しまして、10日ほど郷里におりました。
よみうりカルチャー恵比寿の皆さん方と、自由が丘の講座や鑑定を予定されていた方々に変更をお願いしご迷惑をおかけしました、ごめんなさい。対応していただき助かりました、ありがとうございます。
かつて母親葬儀の際は、わたしはまだ学生のため周り任せでしたので、今回が初めての段取りで、地元の風習などよくわからず教えてもらい、一夜漬け状態で覚えて挨拶などしてなんとなく飲み込めた頃に、儀式は終わっておりました。
自由が丘へ戻ってきたら、桜がほぼ満開。
「願わくば花の下にて春死なん… という歌があるだろう。オレもそういうときに逝くのがいいなぁ」と、元気な頃に父が言っていたことを思い出します。あまり話さない親子でしたので、そういうふと耳にした言葉が印象に残っています。
郷里はまだ雪の残るところもあるくらいで、桜はもう少し先なのですが、誰にとっても厳しい冬をがんばって乗り越えてくれました。
花を見上げて、花が咲いているよ、見送ってくれているよ、と、つい父に呼びかけたらはじめてジワジワと心にきました。
地元で一連の段取り、儀式の最中、身内の方を見送られた生徒さんやお客様からうかがった話や当時のご様子、表情が脳裏に浮かぶことがありました。
程度の差はあれ、誰もが経験することなのだと考えると、心強く感じるというか、落ち着いていることができました。
(コロナ対策に配慮した上で)華やかなセレモニーといってもいいような葬儀を終えて、感じたことは、大往生といっていい最期でしたのでかなしいとかしんどいとかそういうこと以上に、
あたりまえだけれど、「みんないなくなるんだなー」という想い。集まった人々もみな一様に年老いていて。
いつかはいなくなる。あなたも、わたしも。
だから、楽しまないともったいない。
がんばって(無理はしないで)生きよう。がんばって働いて自分の役目をほどほど果たして、少しは人のためにもなればよいと願い、そして、できるだけ楽しく過ごしていこう、という想いがわきあがりました。
ときどき、
「あの時、もっとああすればよかった」とか(家族や身近な方に)「もっと〇〇してあげればよかった」と口にされる方がいますけど、
わたしは、そう思ったことがほとんどないのです。
なぜなら、自分がいつも完璧に行動できているからではなく、その逆で。わたしは生来なまけ者で、ウッカリ者で(財布を忘れて買いものに行ったり逆方向の電車に乗ったり)、色々なことを器用にやれる人間じゃないとよくわかっているから。意識していないと気遣いも忘れがちですm(__)m
そういう自分にしては、よくやってきたほうだろうと考えているからです。
できないことはできないが、時間をかけて努力すればできるようなことはまぁまぁやってきたように思います。
そんなにすごいことはできませんががんばります!でもできないことはゴメンナサイ!というスタイルなので、後悔しにくいのでしょう。若い時の恥や失敗、みじめな出来事はお話しできないほどですけど、だからなおさらに、今までよくやってこれたエライねという自己評価になるのです。おめでたい性格でお恥ずかしいですがよかったと思います。
「あの時、もっと〇〇すればよかった」と考えて反省し過ぎたり自分を責めてしまったりする方は、もしかしたら、自分はもう少し意識したらもっとちゃんとしたことができたはずの人間だと考えてらっしゃるんじゃないのかな?
自分への期待度が常に高いのではないかなと思えます。
それは自分を支えてくれる自尊心でもあるので悪くないのですけど、反省しすぎていると、だんだん心身に負担がかかって元気がなくなってくるかもしれません。
こういう話を、いつも朗らかで前向きながらも「もっと〇〇してあげればよかった」傾向のお客様が久々にいらした時に、試しにお伝えしてみたら、その方がハッとした顔をされて、
「そうか!
ということは、今一生懸命やらないと、また後で同じように「もっと〇〇すればよかった」「〇〇してあげればよかった」と後悔するということですね! 今が大事なんだ。今やるということが」というようなことをキリリっと言われたのです。
そ、そうかも。
(ご本人様、もしもこれを読んでご不快になられましたら削除しますのでお知らせください)。
こんな感じで、わたしは、鑑定のときにあまり決定的なアドバイスをしていないことも多いかもしれません。
お客様が勝手に、いやいや自発的に、考えを整理されてお帰りになるということがあります。
そう、わたしにできることは、手相や占いツールを用いて、状況や運勢の流れを整理したり、お客様の気質や合う環境・人間関係、合わない環境・人間関係をお知らせするぐらいなのだろうと思います。
その話の流れのなかで、お客様自身が答えを見つけていくというか、これからの心構えを決めていかれることが多いように感じます。
わたしの仕事は、「お手伝い」なのかもしれませんね。
3月は思い出深い人の訃報が他にもありました。
かなしい、けれどいつも思うことは、
亡くなった人たちはもうどこへも行ってしまわない。残された者が生きている限り、その記憶の中に生き続ける。だから、残された人たちの役目はなるべく元気に長く生きていること。
同じ時を生きている人たちよ、
充分がんばっているけれど、気がかり尽きない時代だけれども、もう少し、楽しんで、短い時間を楽しみましょうね。
花を見上げて自然と涙して、いくつか手続きを終え少し晴れ晴れして、ふとまた感傷的になってまた晴れ晴れする… 心はお天気模様のようです。人間ウォッチングがライフワークのわたくしですが、色々な感情が現れる今の自分自身のウォッチングもしばし面白いなと感じています。
さよなら3月ありがとう。
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東京 横浜 東横線 自由が丘駅から5分
自由が丘 手相運命学教室・仙習院
手相と算命学が得意な仙乙恵美花のHP
★自由が丘「手相鑑定講座」定期コース 日・月・火曜/随時受講 個人レッスン
★よみうりカルチャー横浜「手相を読み解く」第2・4月曜・19時~20時半
★よみうりカルチャー恵比寿「手相学入門」第1・3・5金曜・13時~14時半
★朝日カルチャーセンター千葉「手相を読む」第3水曜・15時半~17時
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コメント
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コメント欄を開いて目にしたゆうさんの言葉に慰められました。
ありがとうございます。
ゆうさんのお友達からのギフトで、歴代猫さんピラミッドカードみたいなのがありましたよね。ブログでそれを見るたびになんだか涙がでちゃうんです。かなしいようなこっちまでうれしいような。
投稿: 恵美花 | 2022年4月15日 (金) 00:36
お父様の安らかな旅立ちを心からお祈り申し上げます。
花の咲くころに逝きたい、とのお言葉通りだったのですね。
そのお言葉を恵美花さんが心に留めてらしたことも素敵です。
私も親の葬式を出したときに何か人生の大きな経験をしたようで、その後何とも言えない心の落ち着きみたいなものが付きました。
自分を客観視すると色んな感情が通り過ぎるパイプみたいなものになった気持ちになります。5分後の自分の感情も読めないわけで、自分の本質はどこにあるだろう、と探求しちゃいます。
ふうちゃんをこの時期に亡くしたので桜がきれいならきれいなほど悲しかったです。
でもその2週間後にまるちゃんてんちゃんが生まれたので、悲しみは幸せのはじまりでもあった、と思うことにしています。
投稿: ゆう | 2022年4月14日 (木) 09:53