手相の名前、どれが正しいの?
朝晩涼しくなりましたが昼間は蒸し暑うございますネ。お元気ですか。
わたくしは日々変わらず誠意をもってお務めしております。なるべく長く務めていけるように、昨今は休憩を多めにとるようになっていますけれども。言い訳上手?
ギャラリーを巡ったり未知の作家の文章に触れたり、"生産性がない"なんて最近言われがちなことほど、心を耕してくれますねー。
あちらの世へ親を見送ると、心の持ちようも少し変わるものかもしれませんね。
そんなことと関係あるのかないのか、このところ、わたくしの鑑定所に若いお客様の来訪が続いているのです。10代の高校生や20歳前後の、進路をこれから決めようという方たち。
わたしが街の占い店やイベントで鑑定していた頃は、学生さんはじめ20代のお客様は多かったですが、ここ自由が丘で予約制でおこなうようになってからは、わたしの年齢進行とも比例してか、主に40~60代の方々から、ご夫婦、ご家族、お仕事、人生後半の過ごし方などについて聞かれることが多い。
それが、最近、若くて戸惑う。え? 10代はもちろん、20代の人の気持ちなんてもうわかりませんよ、わたし。わからないけれど、気持ちが改まりますよ。
わたし自身は若い頃に占い師にみてもらうことはなかったですが(トンがっていたので)、ここへ高校生が親御さんと一緒に来られたり、そのご家族が他の方に紹介してくださって、またご家族でみえたり… 占いに対するとらえ方も、変わってきたのかなと感じられます。
テレビや動画などでおもしろく紹介しているせいもあるかもしれませんね。
お若い方に要望されるままに、どういった方面に向いているのか、人間関係で気をつける点などをお話していて、静かに聞いてくださっている人に「なにか他に聞きたいことがあればなんでも…」と伝えると、
「結婚できますか?」とか、「カレシはできますか?」などと返ってきて、
拍子抜けしたり、そうだよねソレ大事だよね! と妙に安心したりすることもあります。
あぁ、自分を燃焼して生きていただきたい。そういう思いでいっぱいになります。
手相の見方について、最近は動画やインスタグラム、ブログ等で多く紹介されているので、
手相講座の最中に、生徒さん方から、あの人があの人の手相を紹介していたとか、あの人がああ解説していたとか、色々情報をいただくことが増えました。
みなさん積極的ですばらしい。そして情報がありがたい。
わたしのような露出少なめの先生では皆さん物足りないかなぁと少々申し訳なく感じながらも… まぁマイペースで続けさせてもらいます。
それらの話の中で、ちょっと説明しておかねばと感じたことのひとつが、「手相の線の名前」が流派や手相観によって違う場合があることです。どれが正しいのか迷っている人が少なくなさそう。
生年月日で占う「命術」だと、流派の違いがあるとしても、もともとの理論がほぼ完成されていて、茶道や華道の世界のように大先生から生徒へと決まりごとが正確に伝えられるので、流派によって名前が大きく変わるようなことは少ないだろうと思います。
その一方、手相や人相など「相術」の場合は、もちろん基本はありますが、命術に比べると、個人主義というか、鑑定士個人の実占経験、検証、研究によって「あたっている」「あたっていない」「使える」「使えない」の実感を深めていく部分が強いので、
鑑定士による”見立ての違い”も、ときには生じますし、
それぞれの鑑定士が本を出したり教えたりする際に、今まで使われてきた名前と違う新名を付けてオリジナリティーを出す、ということがおこなわれてきたのではないかと想像します。
「あげまん線」とか「KY線」なども、そうですね。今までもあった(別の名前で定義されていた)手相の線を、たしか、島田秀平さんオリジナルな名称をつけて、庶民になじみやすくした、ということ。
旧名よりも、例えば「あやまりま線」のほうが、線の意味をよく表していると思える新名もあれば、説明をもっと詳しくしないと誤解されるだろうと思える新名もあります。が、いずれにしても、手相が身近になり手相好きを増やすことに貢献していただいている。
その一方で、どの名前が正しいのかと、混乱する生徒が増えだした。ということなんですね。
結論を言うと、手相に限っては、名前にはあまりこだわらなくていいです。自論です。
名前がないと線の「意味」を覚えにくいので名前は必要ですが、多くの人は線の名前が知りたいのではなく、その線がどういう意味か、自分はどういう人なのかを知りたいのだから。
線の意味については、いくつかの例を除いては、流派によってそこまで大きな違いはないとわたしはとらえています。
ですから、自分が覚えやすい名前をご使用ください。
ただし、その線やマークの意味することは、なるべく深く理解してほしいと願っています。理解しておけば、なぜその線におもしろい新名がついているのか納得できるし、ウェブ上で説明されている同じ線のもんのすごい細かいバリエーションも理解しやすいと思います。細かいバリエーションを「覚えなければ!」と挑むと挫折しやすいかもしれませんから。
基本はシンプルです。
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