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2020年4月 7日 (火)

よろしく前頭前野、正義中毒と希望

2004052

今年の春は特別な春になりましたね。

人間どもの右往左往に関係なく、花は咲き、風に揺れて散り、また来る季節まで眠る。いつも通り。いにしえの歌人のように、はかない歌でも詠めるといいんですけど(-.-) 人間は感情があるから大変つらいですけど、自分にとって大切なことは何かを考えられる機会かもしれません。と、言ってみる。

 

非常時になると勢いづく人間もいて。ここぞとばかりに、SNSで著名人や文化人を匿名で叩いたり、頑張ってくれている医療関係者やドラッグストアの店員さんに心ない言葉を投げつけたり。そんな人を目にしたわたしも思わず「〇ね」なんて言葉が口から出そうになり、ハッとする。

新型コロナウイルスよりも怖いのが人間よな、と感じる今日このごろ。よい本を読みました。脳科学者、中野信子さんの「人は、なぜ他人を許せないのか?」(アスコム)

 

ほんとうは、人はみな別々。色々な考え方を持っている。

何を言ってもいいはずです。(礼儀さえあれば)。

異なる考えと考えを戦わせて、本質に迫ることができたり、問題解決に有効な手法が見つかったりすればすばらしい。

 

考え方の「多様性」を維持することは、種の保存的観点から見ても有効と、中野さんは書かれています。

なぜかというと、それまでの社会環境が急に変化したときに、すべての人が同じような考え方だと、皆が変化に耐えられず、もろ倒れして滅んでしまうかもしれないから。

世の中が変化すると、「今まで適応していた人たちが生きづらくなる代わりに、それまで外れ者であった「変わり者」や「圏外にいる人」が適応できるように」なると。

だから、「種を継続させていくためには、ある程度の多様性を確保しておいた方が、健全で安心」だそうです。

「多様性を狭めた集団は、短期的には生産性を向上させ、出生率も上昇して成功を収めるのですが、進化の歴史の上では滅亡に向かいます。」

 

でも、日本では、個人の多様性よりも、集団の結束が重要視される傾向でしょう。非常時になると、特に感じます。単独行動好きでキレイゴト言っているわたしなど、「この非国民」とかすぐ言われそうですよ(^.^)

先日、田舎の実家へ用事で!帰省したときも、「コロナ第一号になりたくない(そんなことにでもなったらご近所様に顔向けできない)」という空気をひしひしと感じました。良い悪いではなくて、そういう国民性ですよね。

2003317

 

(日本で)「集団主義的要素が強い集団が生き延びやすかったのは、災害の多さという地理的要因が大いに影響しているのではないか」と、中野さん。

幾度となく襲う災害に耐え、復興するには、皆で力を合わせていくしかありません。

また、ひとたび自然災害が起きて飢饉になれば100万人単位で亡くなるような、ギリギリだった食糧生産事情も影響しているだろうとのこと。

一人で生きていくことはできなくても、協働すれば困難を乗り切って生きのびる確率が上がる。

そうした状況では「個人の意志よりも集団の目的を最優先する人材が重要視されることはごく自然」。日本の組織では「自分の頭で独自の理屈で組織の論理とは異なることを考えたり主張したりせず、集団の決定に素直に従える人間を重宝してきた」と。なるほど。

 

これに対して、脳の「前頭前野」がよく発達している人は、「頭ばかりよくて使えない、面倒くさい人」と思われてしまう傾向。「余計なことは考えず、指示や命令に即対応できる人の方が、現場では便利」と、中野さん。

前頭前野とは、前頭葉の前部にあり、高次元機能の中枢を担う部分で、自分の行動を直視して、自分を制御する一連の流れをつかさどっているらしい。

この「前頭前野」って言葉が、妄想力豊かなわたくしの脳内で最近ユートピアのように広がっております。

2003312

 

でも、結局のところ「人は、本来は自分の所属している集団以外を受け入れられず、攻撃するようにできて」おり、人間の脳は、誰かと対立するようにできているそうなのです。がっくり。

特に「日本人が議論だと思ってしていることは、対立する二つの意見を吟味・検討してより良い結論を導くというものなどではなく、なぜかたいがい人格攻撃に」なり、

「議論とは異なる舌戦は、まるで相手はバカだ、相手よりも自分が優れていると証明するための言葉による殺し合いのようなもの」になる傾向。

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芸能人の不倫問題など、(自分と関係ない人のことなのに)「絶対許せない!」「不謹慎だ!」と、そこまで固執するのがわからないと感じていたけれども、(もちろん、かなしいかな、わたしも正義中毒気味になってしまうことありますけども)それは、なぜかというと、

「正義中毒」になると、脳内にドーパミンが出て気持ちよいんだそうです⤴

「自分の属する集団を守るために、他の集団を叩く行為は正義であり、社会性を保つために必要な行為と認知されます。攻撃すればするほど、ドーパミンによる快楽が得られるので、やめられなくなります。自分たちの正義の基準にそぐわない人を、正義を壊す「悪人」として叩く行為に、快感が生まれるようになっているのです。」

「「ヘイトだ」「ヘイトじゃない、お前こそヘイトだ」と言い合っている状態は、いわば互いにドーパミンを出し合う状況を提供しあっている関係とも言えるわけです。「つぶしてやる」と言いながら、本当につぶれられたら困ってしまうのです。はたから見ているとほとんどコントのようで滑稽ですが、本人だちは大真面目にやっているのです」

コントという例え方が面白く。

 

2003144ところで、わたしのところも、4月は開店休業? 震災時よりもシビアかも、と想像します。とはいえ、やろうと思えば、電話鑑定、オンライン講座もできるわけで…。

新しいことをやらなければと考えると、ちょっと億劫になってしまうのが、脳の老化だろうと思います(-.-)💦

中野さんによると、「老化によって前頭前野の働きが衰えると、どうしても新しいものを受け入れにくくなっていく」そう。

いわゆる、キレる老人の原因もここにあるらしい。

老人になると脳味噌が保守化する。「自分の持っていた思想の傾向が、より純化され」「さらに思考が硬直化して」「所属している集団の論理しか受け付けなくなってしまう」。…老人に限ったことではないような気もしますね、前頭前野が早めに委縮する人もいるのか(-.-) 

非常に困りますわね。でも、前頭前野の老化を遅れさせ鍛えることは可能だそうですよ。

オメガ3脂肪酸(青魚やナッツ等)、睡眠、慣れていることをやめて新しい体験をすること(いつもと違う道順、いつもと違うメニュー等)が効果的だそうです。お試しあれ?

2003146
中野さんの本を読んでいると、脳は種の保存のため賢くなりすぎないようにできていることがわかって、がっかりすると同時に、ホンワカと?慰められる心地もします。それは、下記のような言葉に触れて、勝手に親和感を覚えるからです。

「私が本書を通して伝えたいのは、ああでもなくこうでもない、そうも言えるし、こうも言えるけれど、結局人間が好きで、考えることは楽しい、ということ」。

(正義中毒を乗り越えるカギは、まず前提として)「人を許せない自分や他者、相手を馬鹿にしてしまう自分や他者の愚かさを人間なのだからしょうがないと認めること」。

 

2004054読書っていいですネ、冷静であろうとする他者の思考に触れると心落ち着く。

最後は、わが国初めてのノーベル賞を受賞した物理学者、湯川秀樹センセイのお言葉を(^.^)

(*太字、改行処理はヒトオ)昭和十一年の文章ですが、今読みましても、色あせないというか、人間、変わりませんねぇ、と感じ、

それと同時に、このように仕組みを解き、「希望」という言葉を持つ科学者の存在に、励まされます。

科学者、文学者、芸術家、道化者(^^)を敬い育てない世界に未来はないと思えます。

そして庶民。庶民がいなければ、権力もまた存在し得ないことを、”真の”権力者は知っているはずでしょう?

 

「未開人は日食があると何か地上にも凶事が起こるだろうと驚き恐れた。

われわれはこれを滑稽だと思う。われわれは遠い遠い彼方にある太陽が、同じく遠方にある月の背後に隠れる時刻を、何年も前からきわめて正確に予知することが出来る。

しかしわれわれはしばしば自分の身の上に何が起こるか、その瞬間まで知らずにいることがあるという点においては、未開人とあまり選ぶところはない。

学問が進歩すれば何でも予知し得るようになるであろうか。近代物理学は、未来のことははっきりとわからないのが本当だという。

そうだとするとわれわれの未来に対する冒険はいつになってもなくならないと覚悟せねばならぬ。しかしそこにこそ希望があるわけである。

湯川秀樹著「目に見えないもの」講談社学術文庫より「日食」部分)

 

見えないコトに翻弄される日々ですが、程度の差はあれしんどいのはみな同じ。不毛に争い過ぎず、協力して乗り切りましょうね。…そんな世の中をいつかは見られるといいな、夢? キレイゴトを誰も言えなくなった世の中は、消えてしまうかもしれないから。

 


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2020年1月25日 (土)

自然ほど伝統に忠実なものはない。寺田寅彦「天災と国防」

20200116_182914写真は最近読んだ寺田寅彦さんの「天災と国防」(講談社学術文庫)。

いかめしいようなタイトルだけれども、読みやすい。表紙の絵は竹久夢二の震災スケッチとのこと。

大正から昭和初期に活躍した物理学者で名随筆家でもある寺田氏が残した文章の中から、災害(地震、津波、火災、噴火)に関するものを集めた本です。

原爆の悲惨さも終戦も知らないで亡くなった方なのに、その文章は古く感じられず。むしろ、今読んだほうがよいだろうと思える、冷静な視線・論考が頼もしく、クスリと笑えるようなところもあって、「先生!」と呼びかけたくなってしまいます。わたしの師の多くは本の中にいらっしゃるかな。

特に大正12年の関東大震災当日の日記が、興味深く。本人や家族、周囲の人々の状況や行動を落ち着いた文体でこまごまと記述しながら、大災害に直面した現実をすぐに呑み込めないような感覚がリアルで、参考になります。

シリアスな状況に直面したときに、ノートに感情以外の詳細を観察日記のように記録していくと、動揺が抑えられ現実的に行動できるので、わたしはたまにやりますが、寺田先生の場合は科学者のサガ?

 

寺田先生、名言が多く、

たとえば浅間山の噴火を間近で体験されて、この一言。いただきました(^.^)

ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしいことだと思われた。

 

関東大震災におこった大火災やデマにについても、科学的に考察して、さらりと人々を戒めます。

そうして、人間の忘れっぽさ(それは仕方のないことらしい)をたびたび指摘されるのです。

「重大な原因は、ああいう地震が可能であるという事実を日本人の大部分がきれいに忘れてしまっていたということに帰すべきであろう。むしろ、人間というものがそういうふうに驚くほど忘れっぽい健忘性な存在として創造されたという、悲しいがいかんともすることのできない自然科学的事実に基づくものであろう。」

「人間の寿命を十倍か百倍に延ばすか、ただしは地震津波の週期を十分の一か百分の一に縮めるかすればよい。(中略)それが出来ない相談であるとすれば、残る唯一の方法は人間がもう少し過去の記憶を忘れないように努力するより外はないであろう。」

 

「日本のような、世界的に有名な地震国の小学校では少なくとも毎年一回ずつ一時間や二時間くらい地震津波に関する特別講演があっても決して不思議ではないであろうと思われる。地震津波の災害を予防するのはやはり学校で教える「愛国」の精神の具体的な発現方法の中でも最も手近で最も有効なものの一つであろうと思われるのである。」

災害の予防を考えることが「愛国」精神につながるという考え方に、ハッとしました。

 

「困ったことには、「自然」は過去の習慣に忠実である。地震や津波は新思想の流行などには委細かまわず、頑固に、保守的に執念深くやって来るのである。紀元前二十世紀にあったことが紀元二十世紀にも全く同じように行われるのである。

科学の方則とは畢竟(ひっきょう)「自然の記憶の覚え書き」である。自然ほど伝統に忠実なものはないのである。」

 

20200119_070130巻末の解説を書かれている畑村洋太郎氏も、寺田氏の指摘した「人間の忘れっぽさ」について補足されています。

個人では三日もすると記憶が薄れ、被災者はもう少し長続きするが、それでも普通は三年もすればだんだんと忘れる。組織だと、もう少し長続きするが、やはり三十年もたてば記憶は薄れる、と。そして、社会の場合は、個人や組織よりも、被災の記憶は記録としてかなり長く残る。それでも、

「社会の中で大きな事故やトラブルの記憶が減衰するのは、だいたい「六十年」程度である。そして、その状態が続いて「三百年」もすると、社会の中でそのことは「なかったこと」として扱われるようになる。さらにいうと「千二百年」も経つと、そのことは文書に書かれている場合を除いて、社会の中で完全に「なかったこと」になってしまい、人々の意識から完全に消え去ってしまうのである。」

そして、

「人間の困った法則の一つで、「見たくないものは見なくなる」から、そこに大きな危険が潜んでいようと無視するようになり、やがては便利さのほうばかりを享受するようになる。」

寺田先生も、書いてらっしゃる、

「誤った責任観念からいろいろの災難事故の真因が抹殺され、そのおかげで表面上の責任者は出ない代わりに、同じ原因による事故の犠牲者が跡を絶たないことが珍しくないようで、これは困ったことだと思われる。これでは犠牲者は全く浮かばれない。」

 

戦前に書かれた本ですよ(-.-) 今もそのまま当てはまることがあれこれと。人間って… 

20200118_183203地震や台風、災害は怖い。ないほうがよいのは当たり前。寺田氏は、恐れをあおっておらず、むしろ災害の一部をセンセーショナルに伝えるメディアを批判。当たり前のことを伝えてくれています。

「正当にこわがって、忘れなさんな」と。

当たり前だけれど、言い続けないと忘れてしまうから。おえらい学者さんがお父さんのように言ってくれるとなんだか落ち着くのはわたしだけ(-.-)? 学者の役割というものがあると思えますよ。

 

深夜に、ひと様のお言葉で更新させていただきました。

伝統に忠実な自然によると…まもなく立春。「今年の過ごし方」についてお客様と話すことの多いこの頃、行動を始めつつある人もいます。季節は移っていきますね。

なにごとも、おそれすぎずに、目をつむってしまわずに、

冷静な知恵(水性)で、暖かい季節(木性)を招き入れたいものです(水が木を生じる仕組み)。知識の乏しいところは、あるところから補充! セレクトショップのような書店は、知恵の発見場所かも。寺田本も、早稲田の文祿堂の「これを読んでみなよ」みたいな棚で見つけたもの。

睡眠も充分に、ですね。わたくし今年の目標は早寝!明日から! よい週末を過ごされますように。

 

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2019年7月28日 (日)

そこにある愛。*長いです

1907151石、人を愛す 木立を抜けて、河原に降りて」(小林雅俊著・河出書房新社)という本を読みました。

”自然石趣味”の紹介や”探石”の心得、楽しみ、奥深さ、難しさについて書かれた本。と言ってしまうと、違うんですけど、うまく説明できません(^.^)

パワーストーン好きは多いけれども、「月刊愛石」を知っている人はどれほどいるでしょう。

「自然石趣味界は、心の遊びだけあって、自然哲学に満ちています。」

もともと、詩の本の店という、必要な人にしか必要でない店のm(__)m店長を長年務め、また東洋思想研究家でもある著者なので、人生について、神について、世の中についての様々が、ひょうひょうとした文体で書かれていてひきこまれました。

何気なく拾ってしまう不可思議な形をした石を、手にころがして眺めていると、その石に愛されている歓びがこみあげるという。

「物体である石の良し悪しなど考えてはいけませんよ。自分の心がどう開いてゆくか、どう子供の頃の心に帰ってゆくか、そっちのほうが大切なんですからね。自由すぎて途方に暮れたっていいじゃないですか。心の中を風が吹いてゆく。傾いた陽がまぶしく水面を照らし、草の穂がさわさわとなびく。気が付くと優しい気持ちになっている自分がいる。きっとそうなっていますよ。」

ほんと?

ほんとです(^.^)

実は、著者である小林さんから三浦海岸で探石の手ほどきを受けたことがあるのです。わたしが三十歳過ぎた頃。手ほどきと言っていいのかな、あまりにわたしが自堕落でトンガっていておかしいので、ピクニックに連れだしてくれたのかもしれません。そのように連れていかれた乙女が何人もいたのではないでしょうか。

夜更かししてボーっとした頭のまま三浦半島まで電車に乗って、海岸で石についてレクチャーを受け、その後は放っておかれて、各自の領地内の石をもくもくと探る。色、形… よくわからないが目についたりよいのではと思ったりしたものをただ拾って袋に入れる、それだけ。そして静かに弁当を食べて、また小一時間石を拾う。その後、拾った石について教授からコメントをいただく。以上。

その頃には、

頭のなかが洗濯されたみたいにクリアーになって、爽快。

それから三日ぐらいは小林さんが聖人のように大変よい人に感じられました。多くの人がそうなるとおっしゃっていたような。洗い流されたように雑念がきれいさっぱり払われ気持ちがいい、そんな経験は、恥ずかしながらわたしは、そのときだけです。

 

「(探石は…)地面に注意力を集中して探すところはきのこ狩りに似ていますが、コンセントレーションの度合いは比べ物になりません。たぶんその集中力が心理面に変化をもたらすのかもしれません。自分が人間であることを忘れます。木や石や水や草や風になってしまいます。」

「まあ、あれこれ迷わずに心石を部屋に置いてごらんなさいな。(中略)とりわけ無価値の代表のような石が、貴方にしか判らない魅力を持っていたとしたら、それは主観の勝利であり、詩です。そこに誰か他人を巻き込めたら芸術ですが、芸術は人ですから、そこまでゆかなくても、喫茶店の窓にかかる蔦の葉の一枚のような詩の中に、貴方は密かに潜入して、宇宙の彼方へ飛んで行ってしまえばいいのです。」

「私見ですが、特別な石だけでなく、全ての石の背後には知覚されざる意志があり、そのほとんどが愛であることは、経験から言えます。」

愛?

そうなんです、この本、愛について書かれているのです。

小林さんは変人ですm(__)m 今の世の中、変人ぐらいでないと、愛を語れないのかもしれません。

「俺のような生活、何の役にも立たないんじゃないかい」と愚痴る変人に、長年連れ添ってこられた奥様の返答がいい。「…この世の中はアンタみたいな変なのが生きているから、世界は色々なのがいて面白くなるのよ。」

 

20190717_22574311 何度か見ている「散歩する侵略者」という映画も、テーマは愛だろう、と、思い出します。

”概念”を奪う宇宙人により地球が滅亡の危機に… という緊迫感がまるで伝わらない、のっぺりとしたトーンの作品ですが、それこそが今の世の中とリンクしているように感じられ。どこにでもあるようなショッピングモールでアイスクリームなんか食べてボーっとしているうちに、その日滅亡してしまうかもしれない。

松田龍平さんと長谷川博己さん出演の黒沢清監督作品なので見たのですが、印象に刻まれたのは、それまで関心がなかった長澤まさみさんの大変かわいい女っぷりでした。そして、人類に特有の「愛」の存在。

愛の概念が奪われていなければ、目に映る景色や匂い、気配にも感動があります。

だから、それを失ったら、どうなるか。?

 

1907281

そして昨日、書店でなにげなく手に取った、玉置妙憂さんという女性僧侶であり看護師の方が書かれた「死にゆく人の心に寄りそう 医療と宗教の間のケア」(光文社新書)も、人間愛、と言っていいのか、心に効く薬のようでした。

死にゆく人の体と心に起こること、大切な人の死に直面した人の心に起こること、

そして死者だけでなく、生きづらい人たちの姿を長く見続け、精神性を学ばれた人だからわかることが冷静に書かれていて、わたし自身の過去現在の状況に照らしてみても納得がいき、落ち着くことができます。

(死にゆく人に対して)「私たちはどうしても、物理的に何かをすることで成果を出そうとしてしまいます。「ただいるだけでいい」というところになかなか行き着かないのですが、同じ空間にいるだけで何かをしていることになるのだと、満足感を持ってもいいのではないでしょうか。」

比べてはいけないかもしれませんが、人さまの心に寄り添う行為を生業としている者としても、勉強になる本で、ありがたかった。

 

かつて、サントリー「カクテルバー」のCMで永瀬正敏さんが口にする「愛だろ、愛っ。」というコピーがはやったのは90年代だったでしょうか。

失われたような時代に、愛が語りだされるのは自然なことなのかもしれない。

「…もっと可哀相なのは、自分がこの自然から愛されていることも知らずに生きていることです。愛されていることを知らない人は、他人を愛すことも少ないでしょう」と、石の本の小林さんも書かれています。

 

Q190707152 とりとめなく書きましたが。まもなく八月。過去を思い出す夏、刷新する八月。大きな災害がありませんように祈ります。

夏休みの宿題、夏の思い出。宿題と思い出で、時は過ぎていくのかな、

愛が自然なように、死も自然なもの、おそれすぎずに。今いる人を、今あることを愛したい。

久しぶりの更新で頭が愛、というよりも、熱?(^.^) 愛いっぱいの夏の日々を過ごされますように。

 

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2019年1月 4日 (金)

問いつづけることが答えること? よい年にしましょう。

20190103_1641591

改めまして、明けましておめでとうございます。

昨夜の熊本の地震速報でお屠蘇気分が抜けました。被害が少ないようで何よりですが、年明け早々不安を覚えた方も少なくないでしょう。

余震、地震が続かないように、大きな被害を出さないように、祈りと備えの意識を新たにしたい。

そうして、よい年にしたいという思いもまた新たになりました。


わたしの初詣は、早稲田の穴八幡宮、自由が丘の熊野神社、住まい近くの氏神様の三社。人混みが苦手なので、のんびりめで松の内までにご挨拶します。

写真は穴八幡宮。3日に参りましたが、気のせいか例年よりも参拝者方々の表情が和やかな印象。風が冷たくても陽射し明るい天候のせいか、時の移りか希望の反映?

わたくしも和やかな心持ちになり、昨年の感謝と縁者の無事を祈り、今年もがんばりますのでよろしくお願いしますと手を合わせました。


祈るという行為は、本来、自分の心を強くしてくれる導き。実際に行動して力を尽くす原動力として祈っているのだと感じます。目に見えない大きなものに身を委ね、そうではあっても受け身ではなく能動的になることで導かれるところがあるでしょう。

今年もよく祈り、願い、そして体もほどよく動かす年にしようと思います。


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参拝の帰りに買った本「わかりやすいはわかりにくい?-臨床哲学講座-」(鷲田清一 ちくま新書)を読み始めたら、しょっぱなからこんな文章があって、引き込まれました。

「生きてゆくうえでほんとうに大事なことには、たいてい答えがない。たとえば<わたし>とはだれかということ、ひとを翻弄する愛と憎しみの理由、そして生きることの意味。これらの問いは、答えではなくて、問うことそれじたいのうちに問いの意味のほとんどがある。これらの問いとは一生、ああでもないこうでもないと格闘するしかない。問いつづけることが答えることだと言ってもいいくらいだ。」


問いつづけることが答えることだと言ってもいいくらいだ

こういう、心にドンピシャッとくる言葉を読むと、もう自分など何も書かなくてもよいんじゃないか(゚ー゚)

という怠惰感?と満足感に浸されますけれども。


様々な観点から問いへ関わっていく行為として、これからもなんだかんだと書いていきたいと思います。

14年目に入った当ブログ、昨年は更新が数えるほどでした。

最近よく人様に「無理しないで」と伝えている手前、わたくしも無理しない練習をしている、ということを言い訳に、マイペース更新で続くと思いますけれども、今年もどうぞよろしくおつきあいのほど。

ブログでは長めの内容を、一方、毎日の習慣となったTwitterは短文で、その日の干支(かんし)にちなんだメッセージと雑感を綴っていきます。


寒さ増すこの頃。

だからこそ暖かい場所や口にするもの、そして暖かな言葉に幸せを感じられる頃です。冬至を過ぎて、陽も僅かずつ長くなっています。

一番冷たい季節のただ中に、遠い春の気配が芽生えはじめるというのが自然の理。

心も体も暖かくして、よい春を招きましょう。皆さまの平穏な日々をお祈りします。



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2018年9月 2日 (日)

「思い出を集めたものが人生」吉田直哉さんの言葉。そして、こだわり考。

X201809021雨も上がって、

自由が丘は、熊野神社のお祭りでした。通りを練り歩くお神輿を、ベランダからパチリ。

元気な掛け声と、急に気温の下がった日曜、

季節の移り変わりを感じました。

まだまだ残暑は続くでしょうけれども。

この夏は、無事に生きてられたら上出来と言う気候続きでしたけど(*個人の感想です)

皆さまご無事で(^.^)?


どんな夏を過ごされたでしょう。

201809022

わたしは、夏バテしながら、おかげさまで妙に忙しくしておりました。

湯気の出ている写真は、ふらりと訪ねてみた、いえ、「休まなきゃマズイ!」と、バスに飛び乗って出かけた草津温泉です。

よいところでした。

特に、西の河原(さいのかわら)公園内にある、広々とした露天風呂が気持ちよかったです。

今年の夏は、草津に行き、熱帯園で久しぶりに鰐を(好き♡) 存分に見たという思い出の夏でした。(思い出がそれだけかーい!(^_^;)


201808291えー…

人生とは思い出の集積である。思い出を集めたものがひとりの人間の人生だ

と、NHKの名ディレクターでエッセイストとしても活躍された吉田直哉さんもおっしゃってます。

思い出はなんでもよいのです。

この言葉は、長く編集の仕事に携わってこられた河野通和(こうのみちかず)さんの著書『「考える人」は本を読む』(角川新書)で知りました。

「「だからこそ、私事にすぎない思い出の集積も、なるべく大勢の人が書きとめるべきだ」と語っていた吉田さんの言葉を思い出します。」と、著者。


また、吉田直哉さんの最晩年のエッセイ集『敗戦野菊をわたる風』(筑摩書房)から、河野さんが紹介されていた以下の文章が、心に沁みました。

人がひとり死ぬということは、単にひとつの命が消えるというだけではない……私が消えるだけならたいしたことはないが、私が死ぬと、私のなかで私と共に生きてきた何人もの、すでに死んでいる人びとがもういちど死ぬ。今度こそ、ほんとうに死んでしまうのではないか?

死者ばかりではない。たくさんの、すでに失われた風景も永遠に消えてしまうのだ


20180830_024238心にとまったこんな言葉に傍線を引いたりページを折ったりしながら、本に引き込まれていた頃もあったっけ。

少々スマホ依存のわたくしに、紙のページをめくる快感を思い出させてくれたのが、編集者・河野通和さんが書かれた2冊の本でした。

雑誌「考える人」のメールマガジンに掲載した、書籍にまつわる話317本から選んで作られたもので、

河野さんみずからの紹介によると、

言葉はこうして生き残った』(ミシマ社)は、「明治から現在にいたるまでの、出版や編集に関わる人間ドラマを中心に、どちらかといえば硬派の文章を集め」ていて、

「考える人」は本を読む』は、「より幅広く、自分が心を動かされた本の話をいろいろ集めたつもり」とのこと。(『「考える人」は本を読む』」あとがきより)


安定感のある筆致で、著者のひきだしの豊かさ、すなわち思い出の豊かさを感じさせてくれる本、雑事をひととき忘れて、懐かしくも新鮮な気付きの気持ちよさに浸っていられる本。

どちらも、興味のあった世界はより広がり、知らなかった世界の窓は開いて、わたしには大変面白かったのです。

その河野さんが紹介されている様々な本を、なんだか既に読んだような気になってしまいそうな文章なのですが、

目利きの河野さんの手引きにより、次は実際の本を自分で手に取って、作品世界に没入してみたいと思います。たくさんあるので、ひとつひとつ挑んでいく楽しみができました(゚ー゚)

楽しいことは、見つけていくものですね。

201808298

左の写真は露天風呂ではなく、西の河原公園のただの(ただの?)温泉池。公園の池や水路に流れる水(湯)は、すべて硫黄臭濃い温泉なのでした。

露天風呂は、それはそれは広々としており、台風が危惧された天候のせいか時間帯のせいか、入浴客は数人で、

空と緑をあおぎながら、呆けたように、

大変ぜいたくなひととき。しあわせでした。


こだわりがとけていく。


帰ってきたらまたすぐに戻っちゃいましたけれども、こだわり。

こだわり、この愛おしくも罪深きもの。


こだわりはついついやってしまうことであり、すなわち才能、

その人の個性。

ですから、何に対しても特にこだわりが持てないというのも、少々生きづらいものです。


201808296けれど、

対社会のことでこだわり過ぎると、幸福感が薄れるので注意。


わたしが、運命学、特に算命学を学んでよかったなと思うのは、

「こだわってはいけないことにこだわると運が落ちる」と知ったことです。

そうはいっても、人と言うのは、こだわってはいけないことにこだわりやすい(゚ー゚) カミの試練?

思い通りにならないことに、こだわりやすく、手に入れたものへの幸福感はすぐ薄れがち。

自分が持っているものには価値を覚えにくく、人が持っているもので自分に足りナイと感じるものに、こだわってしまいがち。

ナイものにこだわったって、仕方ないワニ。「わしらこのようにして40年、甲羅干しをしとりますがな、別に不満もなく」、と、鰐が。言ったりはしないけど、人間は強欲なもの。

強欲は治らないけど、不幸せ感は工夫次第でなくせるようですよ。

持っているものへのうれしさ、感謝を思い出すこと。思い通りにならないことに、こだわらないこと。

こだわらない勇気持て。

20210829111

さて、夏の疲れが出やすい頃、

夏の宿題が残っている頃、

すでにあきらめて、来年に回す計画が頭をかすめる頃、

おいしいものが出回って頭が食欲へ傾き始める頃、

穏やかな頃でありますように、

また台風が迫っている頃、

備え充分に、

毎日がささやかな祭りの日々を、マイペースで過ごしてまいりましょう。



…と、手相講座が秋にはいくつか開講です。学びの秋も、よろしくです(^.^)


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2018年1月 4日 (木)

算数の心。占いの心。

201801011あらためまして新年おめでとうございます。

本年もよい年にしていきましょう。

写真は早稲田、穴八幡宮の流鏑馬像です。こんなふうに的を定めてシャキッと、いきたいなぁ。 

いつもと同じ月末から月初へ日が移っただけなのに、「新しい年」と定めてあることから、気持ちに多少変化が生まれてくれる、その人体の意識の仕組みと、暦を創ってきた人々の叡智とご苦労に感謝(゚ー゚)

わたしは、暦が好きなのですが、暦の原理について書かれたものを読んでいると、どうしても数字の計算になるので、眠たくなってしまうことが時々あります(^_^;) 

数字、算数、数学が得意でないのです。

努力家なので(^.^)中学までは詰め込みでついていけましたが、高2ぐらいで理解できなくなり苦痛でした。もう数学と物理がいやで、早く勉強から解放されたかった。

暗算から苦手で、机の下でこっそり指を使って計算していたぐらい。

ホントにだめねぇと思いながら、なぜだかまた暦や数字の本を買ってしまうのです。なんででしょ。

「ワケアリな数学」なんて目にすれば、「イヤ!」という気持ちと「ドキ!」という気持ちが同時に湧くでしょう。

お正月に読んでいた「夢中になる!江戸の数学」(桜井進著・集英社)という本に、なるほどと思えた言葉がありました。

今の世の中には、「数学嫌い」が多いそうだ。 

しかし、「嫌い」は「好き」の裏返しだというのが私の持論である。まったく興味のない対象のことを、人間は嫌いにもならない。 

したがって、「数学が嫌いだ」と言う人は、実は数学のことが気になって気になって仕方がないのである。できれば、それが「好きだ」と言えるようになりたいのである。」

確かに、特に物理には憧れがあります。できないのに、いやなのに、好き♡みたいな。数学や物理が得意な人を特別視していた記憶が(゚ー゚)

「江戸時代には、そういう数学への興味を、素直に「好き」へとつなげる空気があった。

それは、学問というものの面白さをまっすぐに見つめる視線があったからだろう。

受験に成功するための「手段」ではなく、それ自体を「目的」として楽しむ姿勢。」

江戸時代には、数学が流行っていたのだそうです。

はやりのスポーツや芸能みたいに。

入試を受けるわけでもないのに、算術(和算)の問題を、一般庶民がこぞって解いていたらしい。数学愛好時代。

そして、難しい算術の問題を書いて木製の額に入れた「算額」というものが、国内ほうぼうの神社仏閣に残っているそうです。

「算額」の問題が解けた人は、その解答をまた「算額」にして誇らしげに発表する。そこに自分が考えた難問を付け加えることもあったそう。数学リレー時代。

でも、なぜ、数学の問題や解答を書いた「算額」が、神社仏閣にあるのか?

それは、難問を無事解けたことを神様仏様に感謝!するために、人々が奉納したものだから。

江戸時代の人たちには「難しい問題が解けたのは、目に見えない不思議な力のお陰だと感じられたのかもしれない」と、著者は述べています。

また、スポーツや芸術同様に、「自己表現の一種」でもあったと。

面白そうだなぁ。恥ずかしながら、この本に紹介されている和算問題をスラスラ解けないわたくしですけれども… シャキッと解いてみたいのかもしれません。

長く続けている占いや運命学の勉強は面白いとはいえ、それでも、必要に迫られて手段として学んだ部分も大きいように思えます。わたしも、ようやく(?)、学びの心そのものを楽しみたくなれたのかな。

「〇〇のためにがんばる」を過ぎて、純粋に「〇〇をがんばる」行為を面白がってみたいのかな。

意識の移ろいが不思議で面白いです。自分が一番の謎で、謎解き好きは一生退屈がないのかも(^.^)

算数の心に従うときは泰(やす)し、従わざるときは苦しむ」(「不休綴術」)

「数の世界にある調和の調べ」に共鳴することを、「算数の心」と表した人がいるそうです。その境地は、わたしにははるか遠く思えますが、

遠いのは、わるいことでもないな。


201801041…つれづれ書いていたら深夜に。

赤い写真は、初めて買った福袋です。

自由が丘デパートのはちみつショップのもので¥2,000、はちみつ三種、ローヤルゼリードリンク、はちみつ入り甘納豆、はちみつのどあめが入っていました。

はちみつで冬をのりきろうと思うのです。

寒さはこれからがピークでも、陽はわずかずつ長くなります。

冷たい季節の真っただ中に、はるか遠い春の気配が芽生えはじめるのだと、自然が教えてくれています。

今年は「算数の心」、「武道の心」も育まれるとよいなぁ。

そうして、「占いの心」にも、心機一転、素直な姿勢で従っていこうと思っています。

本年もよろしくおつきあいのほど(^.^)



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2017年8月14日 (月)

花の季節、ヒトの時間。

1708141ブログが夏休みになっていました。お元気でいらっしゃいますか(゚ー゚)

8月は、様々に想いが過去へ運ばれる時期ですね。

暦の上では、8月、申月は、夏ではなくて、秋の始まりにあたります。

秋は、刈り入れが済み、リセット。さら地となった土地からまたすべて始まる時期になります。

荒涼とした空間に、感傷もわきますが、長く感傷に浸っている暇はなく、いずれ来る忍耐の冬に向け、情に流されず勇気を以て建設的に進む時期です。夏バテしている暇もない?(^-^;

理不尽な権力者の横暴行為に、怒りを感じることも、冬を乗り越える備え。

感情的な怒りは自爆しますが、怒りは、本来、社会に生きるエネルギー。怒りがまるでなくなると絶望に負けて死んじゃうかもです(^.^)

1708144不毛な争いごとはごめんですが、また来る春に向けて、怖気づかず、知恵を絞っていく気概が必要でしょう。

吹けば飛ぶような塵のような個人でも、個人と個人の思惑、影響力で時代が動いていくのも事実。個人は、大変非力ですが、その一方で、個人には特別な力がある。

…先日、昔住んだことのある街から、昔の知人、村野美優さんから一冊の詩集が届いて、

その人の言葉が、様々なことからの防衛本能なのか無感覚人間になりかけていたわたしの心を、思いがけず揺らしてくれました。



むくげの手紙


夏のはじまり

ひざしに向かってひらいた

まっしろな

むくげの手紙


一通 二通 三通


もう一度

つぼみのかたちに巻き直されて

道のうえにおちている


ひろいあげて

のぞきこんでみたとしても

したためてあるのは

太陽のまなざしにしか

たどることのできない

文字


蟻や

ダンゴムシが

句読点のように

そっとひそんでいて


四十七、四十八、四十九


夏のさかり

一日五十通にものぼる

おびただしい

むくげの手紙


こんなふうに

だれかに手紙を

一途に送りつづけた

あのころ


わたしも

夏の木だったのかもしれない



(「むくげの手紙」村野美優著・たぶの森発行)



やはり白いムクゲのお手紙ですね、ピンクのムクゲのお手紙もいいな。私にも手紙を送り続けた頃があったことが思い出されます。思いがけない手紙に心を千々に揺らしたことも。

20代、30代と、周りの人に迷惑をかけ迷惑をかけられていた頃を振り返ると、決して戻りたくない、今の心境穏やかな生活をかけがえなく大切に思っていますが、

考えようによっては、迷惑をかけたりかけられたりしているほうが、「生きている」のかもしれません。迷惑の限度がありますけどね。

1708143

人生の夏か。(-_-) 

自意識過剰の夏が去ったことで、大変気楽になったわたしもいるわけですが、巡る季節を楽しむことを忘れて手のシミばかり気にしていると花が完全に枯れる前にポトリと落ちてしまいそう(^-^;

夏が過ぎたら、秋を楽しむ。秋が過ぎたら冬を楽しむ。冬が過ぎたらまた春を楽しみに。

中高年のお客様が増えつつあるわが鑑定所。お客様の考え方から学ばせていただくことが多々あります。と同時に、終活は大事ですが、いつまでも巡る季節を楽しみ過ごすことを忘れないでいていただきたいなと願っています。わたしもまたそのように努めて季節の景色を楽しみ過ごしていけたらと(゚ー゚)

そして、そうした個人の営みが、誰か特定の人たちの欲望や利権によって絶たれませんように、心から願います。不本意に亡くなった人たちの無念を忘れないように、



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2017年3月21日 (火)

生き方って、生きることでしか学べないんだな。by Cocco

1703191お久しぶりです。連休明け、いかがお過ごしですか。

お昼どき、ラジオJ-Waveを聴いていたら、Coccoさんがゲストに出てきて、そのトークに耳が自然とひっぱられました。

かつてCoccoさんのちょっと痛々しくてエネルギーの感じられる歌の世界に魅了されていた頃があったので。それから、その激しい内面世界に影響されるのをなんとなく遠ざけてしまう頃もあり。

紆余曲折?を経て今、デビュー20周年の岐路を迎えたそうで。自然体のトークに気持ちがなごみました。

「今がしあわせ」と、おっしゃっていた。

それから、

「生き方って、生きることでしか学べないんだな」と。

「何が幸せかって、ずっと考えてきたけど、今しあわせなんだと思う。」


「生きてみるもんだな、と」。

そんなことをおっしゃっていて、さすがCocco、大好き。と、(^.^)うれしくなったのでした。

CoccoさんがボーカルのSinger Songer「初花凜々」が流れて、どんより雨模様の一日が明るくなりました。

クリエーターって、多くの人の人生に影響を与えますね。クリエーターに限らず、人と人は、影響し合って、エネルギーを渡しあって、奪い合って、あたためあって、化学変化しています。

どうせなら面白い変化がよいな。

1703195と、元気出していたのですが、はりきりすぎたのか、ウォーターサーバーのボトル交換の際に、つい、やらかしちゃったようです。再びのぎっくり腰。

脂汗出ました(^_^;)

幸い軽症のようで歩けそうなので、これから鍼灸院へ行ってきます。

二度目ともなると準備いいですね、保冷剤よし!湿布よし!サポーターよし!ロキソニンよし! あと、見学に来てた方、見苦しくてあいすみません、ご予約の皆さんごめんなさい電話m(__)mm(__)m 残念ですが

明日は予定通りおこなえると思います。しばらくツメツメにしないようにして体のご機嫌とります。春先は予定ゆるゆるめにしているつもりだったのだけれど、休みを取れないでいたから、案の定からだが怒っちゃったのだと思いますので。ごめんごめん。もっと学ぶよ。

皆さまも気をつけてね(^.^)

下の写真は教室修了日のお茶会。3、4月は終わりと始まりの交差時期。変化に少しずつ順応していくとしましょう。



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2016年12月24日 (土)

うしなわれたこの水の星を/見下ろしているね

1311302「火の用~心」と、拍子木を鳴らす夜回りの声を耳にすると、年の暮れの風情を感じるのですが、昨日耳にした時は風情どころでなく少し緊張するような心持ちになりました。

いつでも、そのぐらいでないと意味がないのでしょうけれど。

今夜は昨日と違って風がなく静かな夜です。糸魚川の強風による大火、札幌の積雪… 自然は生きていて、わたしたちを時に慰め、時に襲う。

糸魚川で被害にあわれた方たちが、取材に答える話しぶりが、余りに穏やかで。そのことがかえって、どうにもならない出来事の酷さを表しているように感じられました。懐かしい風景や言葉遣いを、このような形で目にするとは。一日も早く普段の生活が戻りますように心から祈ります。古着は送らず義援金を。


職場では、このところ、6年前、10年前といったお客様の来訪が続いています。そういうタイミングなのでしょうか。あるお客様が口にされた「人生イロイロ」という言葉そのまま、実感する日々。

色んな思いが湧いているわけですけど…

今日はわたしのクドクド書く言葉よりも、大きなことを教えてくれる水野るり子さんの詩を紹介しましょ。この世の仕組みの哀しみと輝きに心が慰められるのです。



月の魚


魚よ
おまえは涙をながしているね
アンダルシアの原野をゆく
一頭のロバの背中に
下弦の月がかかるとき…
永遠のある一日からひきあげられ
遠く運ばれていく魚よ
おまえは乾いていく大地への
一滴の供物なのか

魚よ
おまえの魂はどこへいくの
透き通った空の大きな壺のなかで
月がだんだんに欠けてゆき
おまえが運ばれる土の器から
海はひとしずくずつ蒸発していく
すると 魚よ
おまえの小さなからだは
月のさみしいかたちに似て
弓なりに空へとはねる

魚よ
何万光年かなたの星にまで
その水音はとどくだろう
おまえはそのころ
憶い出のように
月のない空にかかって
うしなわれたこの水の星を
見下ろしているね


(「水野るり子の詩 皿の底の暗がり」エドウィン・A・クランストン グレーテルの会訳 思潮社) 許可を得て掲載しています。


1612224


写真は郷里のきょうだいから送られてきたクリスマスの生け花。

命あることが奇跡。忙しい人も普通の人も、うまくやれる人もしくじってる人も古い人達も新しい人達もメリーメリークリスマス(佐野元春っぽい(゚ー゚))、穏やかな年の暮れを過ごされますように。



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2016年8月19日 (金)

満足することはすごく大事なこと。

1608033残暑豪雨お見舞い申し上げます。お元気ですか。

久々々の更新ですが、バカンスに出ていたわけではなく、

体温を超える気温やら何やらにより、「脳力」縮小(+o+)を察知したわたくし、ほぼ埋まった今月の予定に穴をあけないために、日々低空飛行にてそーっとそーっと過ごしておりました。

そんなわけで、メダルラッシュのオリンピックやSMAP解散ニュースに乗り遅れ気味(゚ー゚) 今年1月まで天中殺だった香取さん、今年から天中殺に入っている中居さん、稲垣さんの波乱運も関係しているだろうと思いつつも…。

わたしは低空飛行ですが、お客様は若干乱気流飛行? 

7月下旬から連日猛暑にもかかわらず、いつもの月よりも鑑定予約が入りました。生命体が未来へ燃ゆる夏、だからでしょうか。くるしくも狂おしい季節。いや、たんに夏休みだからかな。蝉も命の限りにと鳴いていますし(^.^)

乱気流を抜けて、晴れ晴れと見える景色を楽しみに。気長に飛んでまいりましょう。

わたくしも、月末のささやかな夏休みを楽しみに、そーっとそーっともうひとふんばり。

1608081☆そんなこんなで、本末転倒?なのですが、

9月の手相鑑定講座開講をホームページでお知らせするのを忘れていて(!)遅れてしまい(!)、受講生が集まっていないので(-_-;)、10月開講にずらすかもしれません。

こんなわたしでよかったら~、

参加ご希望の方はご連絡ください。信じられないかもしれませんが~、やる気のある方にはしっかりご指導します(゚ー゚) 

そして、一点、業務連絡。

g で始まるメールアドレスの方から、8月8日、6か月クラスについて問い合わせいただきましたが、パソコン、スマホから何度返信してもメールが戻ってきてしまいます。ここをご覧になっていたら電話いただけると助かります。お知らせがマコト遅くなり恐縮です。」こんなわたしでありますが~、

1608102今日は品よく?まとまりませんので、

メジャー史上30人目3,000本安打を達成した、品のよい辛卯日生まれのイチロー選手の言葉をお借りして、終わりたいと思います。(試合後の記者会見インタビュー抜粋)。

Q:あと2本という状況になってから進まない9日間、どんな気持ちで毎日を過ごしていたのか。

イチ「人に会いたくない時間もたくさんありましたね。誰にも会いたくない、しゃべりたくない。僕はこれまで自分の感情をなるべく殺してプレーをしてきたつもりなんですけども、なかなかそれもうまくいかず、という苦しい時間でしたね」。

Q:どうしてそんなに野球を好きでいられるのか。

イチ「うまくいかないことが多いからじゃないですか」。

Q:これから何を大事にしながら野球を続けていくのか。

イチ「もう少し、感情を無にしてきたところを、なるべく嬉しかったらそれなりの感情、悔しかったら悔しい感情を少しだけ見せられるようになったらいいなというふうに思います」。

Q:3000本達成はどんな意味を持つものなのか。

イチ「明日から平穏な日々が戻ることを望んでいます」。

Q:一般の人間には達成感が今後の目標に向けての邪魔になる。3000本の達成感をどうやって消化して次の目標に進んでいくのか?

…ばかなこと聞くんだなぁ、と思ったけれど、イチロー選手は謙虚に答えていて、わたしの心に沁みたのでした。

イチ「え、達成感って感じてしまうと前に進めないんですか

そこが僕にはそもそも疑問ですけど、達成感とか満足感っていうのは、僕は味わえば味わうほど前に進めると思っているので小さなことでも満足感、満足することっていうのはすごく大事なことだと思うんですよね

だから、僕は今日のこの瞬間とても満足ですし、それは味わうとまた次へのやる気、モチベーションが生まれてくると、僕はこれまでの経験上信じているので、これからもそうでありたいと思っています」。

1608032これ以上の言葉はありませんです。

非常に誇り高い人は、日々の小さな積み重ねを大切にしている。

ほんとうにプライドを大切にしたいなら、ちっぽけな自我や、きまり悪い感情など捨ててしまえばいい。

…っと。いただきものの写真を幾つか載せました。上のアロマオイルとバームは、朝日カルチャーセンター千葉受講生の方から、100%天然の手作り品。わたしが腰が弱いのをご存じで、「腰や肩のマッサージに」と。あたたかいメッセージが、とてもうれしかったです。

立秋を過ぎ日の暮れも早まりつつありますが、暑さはまだまだ。皆さまもお体たいせつにお過ごしください。


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