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2021年7月17日 (土)

思い出してもらうのを待っている。なんでもなさと大切さ

20210715日本の歴史

暑中お見舞い申しあげます。

いっきにお暑うございます。お元気ですか。

先日、三谷幸喜さんによる舞台「日本の歴史」を新国立劇場にて観てまいりました。

卑弥呼から太平洋戦争までの歴史を、中井貴一さん、香取慎吾さんはじめ7人の俳優が60人以上の役に早変わりして演じます、耳に残る歌と振付のミュージカル仕立てで。

アハハと笑って、切なくなって、考えさせられる。大変おもしろくて、心に残りました。

宣教師によってアフリカから連れてこられ織田信長の家臣となった弥助や、処刑された自由民権運動の士など、歴史の表舞台から消え名前を知る人も少ないだろう人物を取り上げて、信長など著名人と並べその人生にスポットを当てていることに感動を覚えました。

「時代が動く時には必ず陰で泣く者が出てくる」というメッセージとともに、

登場人物の名前を連呼する歌が、愉快なんだけど、徐々に心に刺さります。「♪オレひとおえみか、♪オレひとおえみかだー」みたいに、有名な人も無名な人も同じように、本人が歌うのです。

「♪オレ生きていたんだよ」と聞こえるようで、

確かにその時間その場所にその人がいて、その人として生きていた。そう感じられて。

 

20210717_100839

 

夏は、亡くなった人を思い出す季節? 

それで怪談シーズン? というわけでもないんですけど、中島京子さんの「ゴースト」(朝日文庫)を購入しました。

面白いと感じた作家さんの全作読破に走るタイプのわたくしなのですが、幽霊ものが実は苦手(-.-) こわいのダメ、心霊写真特集なんて見れません。それで敬遠していたのですが、読むものがなくなりつつあり中島切れしてきたので買いました。

 

読もうかなぁと逡巡し、とりあえず巻末の解説を開いたところ、「思い出してもらうのを待っている」というタイトルに心臓つかまれました(^^)

「生き物は、やわらかい機械だと思う」という言葉で始まる、歌人で作家の東直子さんの文章でした。

「人が死ぬということと電気製品が壊れて動かなくなることとは、似ている」と、続きます。

 

実は、私事になりますが先月から生徒さん関連の訃報が続いたのです。それで少々沈んでいました。誘われた三谷喜劇を見に行ったのも、気持ちが変わるかなと思って。そこへきて、東さんの詩歌のような言葉がまた沁みて。

「日々揺れ動くこの気持ちも、電気信号のようなものなのか? 肉体がなくなっても、電気信号的な心が、ふっと空中に残ってしまうこともあるのではないだろうか。魂や幽霊と呼ばれるものは、もしかしたら、その、ふっと空中に残ってしまったなんらかのものなのではないのか、と。」

「気配やたたずまい、オーラと呼ばれるような、その人が纏(まと)うなんらかの感じを表現する言葉があるが、それは電気信号、あるいは魂がにじみ出ている状態である気もする。そして、心臓が止まり、身体の機能を失ったあとにも、気配やたたずまい、オーラ、あるいは魂が消え残った状態が、この本を貫く「ゴースト(幽霊)」なのではないかと思う。」

さすが歌人の感性というのか、解説だけでも一つの作品のように感じられ、最近の文庫は高いけどこれはおトク感あり、本文も読みたくなります。

 

<ゴーストはなんにもできない。死んだらおしまい。誰かに乗り移ったり、怨念をまき散らしたり、そんなことはできない。ただ、横にいて、思い出してもらうのを待ってる。あんたのつい隣で、待ってるんだよ>と、作品中のゴーストの言葉を引用して、最後にこうまとめられています。

「死者は語れない。しかし、年表の裏をめくって耳をすませば、表舞台にはいなかったけれど、確かに生きてきた人の顔が見え、声が聞こえる。言葉にならなかった幻の声を書きとめようとする作者の確かな意志と願いが、これらの言葉からじんじん伝わる」と。

三谷幸喜さんの「日本の歴史」の余韻とも相まって、今のわたしには励ましとなりました。

20210715オペラシティ

訃報のことを書きましたが、長く親しくしてもらっていた年下の生徒さんが亡くなられたことが特に受け入れ難かったのです。

数年前から余命を承知し死後のことまで準備していた彼女にくらべ、もっと伝えるべき言葉や感謝があったのではと思われて苦しくなるわたしの不甲斐ないこと。これではどちらが先生かあやしいものです。

悲しみの中、教室のグループLINEに報告を書きこんだところ、返ってきた記憶や言葉にハッとしました。

 

LINEに参加していない10年以上前の生徒さんだったにも関わらず、勉強会や懇親会のほんのいっときをともにした彼女の印象や言葉を覚えていて伝えてくれた人たちがいて、

「(年若い自分に)優しく話しかけて下さったこと、話しかけてくれた内容まで鮮明に覚えています」

「うんうんと相づちをうちながらタイミングよくスパッとコメントされていた印象です」

「いろいろ段取りして逝かれたというのが、あまりにピッタリで、少しニヤッとしてしまいました。当時を振り返って、目頭が熱くなります」と。

彼女と面識のない人からも、「カッコイイ方ですね。きっとあちらの世でも良いお仲間に囲まれているんでしょうね」と。無断転載ごめんなさい、この言葉に慰められました。ほんとにそうだろう、と思えましたので。

 

人は、覚えられているんですね。その人の発した言葉や気配によって。

自分のことなんて誰も気にしていないと思っている人であっても、案外、言葉や気配が記憶されているかもしれないよ。

たとえ限られた数の人であったとしても、彼らがあなたを折々に思い出すのかもしれないよ。

20210705_134907

 

♪「あなたが悩んでいることは いつか誰かが悩んだ悩み」だったかな、舞台「日本の歴史」で繰り返されていたフレーズ。歴史上の有名な人、無名な人が歌っていた、入れ替わり立ち代わり、何度も。

夏は不思議なもので、この世から旅立った人たちの気配が近く感じられる季節。

また、過去の自分の気配さえも、夏休みの思い出のように近くへ返ってくるようにも、わたしには感じられます。

 

いなくなった人、過去の出来事、それらは、思い出してもらうのを待っているのかもしれない。悔いるためではなくて、今を生きる人が歩むため、思い出されるのが必要なときに。

なんでもない言葉のやりとり、出来事や想い… いつかは消えるものであっても、気配は残る。積み重ねていくことの、なんでもなさと、大切さ。

年を追うごとに思い出になる人たちが増えるのが切ないけれども、それだけ過去から大きく支えられると考えることもできる。

 

遠出も宴会もお見舞いもできなくてマスクの中はムレムレだけれど、

♪「オレひとおえみか」♪ほー「おまえ〇〇〇〇〇〇〇だー!」♪「オレいま確かにいますよ」と、かき氷の写真をSNSに載せたりして、気配は気配に影響して、流れていくけれども、記憶の気配は残る、

夏を楽しみましょう。

 

 


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2021年5月 4日 (火)

励ましの言葉に心宿る?宿らない? 映画「活きる」に寄せて

20210427_143629

晴れたり揺れたり雷鳴ったり、自然もお忙しいご様子ですが、皆さま、GWいかがお過ごしですか。

緊急事態宣言期間中の都下、わたしのところは、引き続き新型コロナウイルス感染予防を心掛け、休みを多めにとりながらも通常業務に努めております。

なにごとも油断してはいけないけれども、

お願いお願いされる一方で、政治家、官僚の方々の動向、国外からの入国状況を知れば、説得力を感じられず、

少しは気分転換しとかないと、これからまだ長丁場になりそうな状況で「我慢我慢」だけでは心が死ぬ、それを防いで生き延びねば、というような防御思想になりつつあります。

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そんなわけで積極的映画生活。Amazonプライムビデオにチャン・イーモウ監督の「活きる」(1994)が出ていたので見ました。

1940年代から60年代、中国共産党と中国国民党の内戦から、毛沢東指導下での大躍進政策、文化大革命へ続く激動の時代に翻弄されながら、どんなことがあっても生き抜いていく、市井の人びとの悲哀とおかしみを描いてすばらしく、かなしいけれども慰められるのです。

麗しきヒロイン「家珍(チアチェン)」を演じたコン・リーさんがいなければ地味すぎてなりたたないかもしれませんがm(__)m 本来の主役は、賭博で家屋財産すべてを失った地主のボンボン、ダメンズ夫「福貴(フークイ)」を演じた葛優(グォ・ヨウ)さん。なにも演じていない普通の素人の人間を演じるのがおそろしくうまい人です。 

ダメンズ「福貴」が、激動の時代に柳の枝のようにしなり沿い、危険を避けたり禍に激しく打たれたりしながらまたしなり、生き抜いていく、その知恵とあきらめ、弱さと強さ、庶民のしぶとさに、感情移入してつらくなったり慰められたり、

元ダメンズ福貴が、だんだん頼もしく見えてくるのです。

「何が起こるかわからない世の中」。今まで地位の高かった人が一転、批判され人民裁判にかけられ弾劾されたり自殺においやられたりした時代。

変化の時代には、かたくなな人はもろい、柳のような人が案外、強いのかもしれない。

20210427230200_img_0330

なかでも、何度も繰り返し見てしまうシーンがあります。

元ダメンズ福貴にとって、ともに死線を乗り越えた相棒でありながら、出世して、自分の一人息子を車の事故で死なせた許しがたい「春生(チュンション)」と、最期の?言葉を交わす場面です。

…文化大革命の下、資本主義のレッテルを貼られて失脚、妻も自殺し、絶望した「春生」が、ある夜、福貴の家をこっそり訪ねてくる。

そして、「(福貴の息子のことは)今も悔やんでいる。何度、金を送っても断られていたが、今日こそはこの通帳を受け取ってくれ。受け取ってもらえたら思い残すことはない」と、福貴に財産を渡そうとする。

元ダメンズ福貴はハッとして、変わり果てた風貌のかつての相棒「春生」を励ます。

気をしっかり持て

「変な気を起こすなよ」

「とにかく耐えろ」

「自殺するなよ」と。

 

「もう死にたい」と涙する「春生」に、必死に言葉を続ける。

「それでも生きろ。」

「俺たちは死体の山から生還したんだぞ。いいな」

 

つらい気持ちはわかる。それでも何とか我慢しろ。耐えぬけ

 

 

ただ口先で「我慢しろ」と言っているのではないのです。

「福貴」自身が、ダメンズからスタートし、絶望や悲惨な出来事を耐え抜いて我慢して生き抜いてきた人だとわかっているから、見ている者には、その言葉に心が宿って感じられるのです。

20210422_201553

好きな映画や小説、音楽などは、娯楽にとどまらず、折々に励ましをくれますね。

 

先日、アップリンク渋谷で見てきた映画「JUNK HEAD」の世界観にも、「活きる」とはまた違った励ましを得たのですが、それについては機会があれば…。

コロナ禍の影響かご時勢か、アップリンク渋谷は5月で閉館するそうです。

 

…毎度毎度料亭で会食せずにはいられない人々の多くが、「映画見なくても死ぬわけじゃない」「絵なんて見なくたって、寄席や古本屋なんて行かなくってもいいだろう、国民の健康のほうが大事だろう(あるいは、オリンピックが大事だろう)」と思うのかもしれませんけど。そりゃ、命が大事ですよ。

 

「活きる」の主人公は、特技の”影絵人形芝居”で、命をつないでいました。

興行で実際にお金を得たのはもちろんのこと、その技術があったことで戦場で命拾いし、また、影絵芝居に憩う兵士や庶民、様々な人々の様相に触れる体験を重ねることでも、元ダメンズ福貴の心が養われていったのではないか、と、わたしには感じられます。

 

状況変化が油断ならない厳しい生活の中でも、人々は影絵人形芝居を楽しみ生活し、死と隣り合わせの戦場の兵士も、物語世界に慰めを得て、その瞬間生きていた。

文化ではお腹はふくれないけどね。

 

普段から文化に触れていると、土壇場での心の耐久度が違うのではないかと思うことはあります。

結論はありませんの、今日は徒然なるままに。

 

 


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2020年12月21日 (月)

「まちがいを犯さないのは怠け者か臆病者だけだ」。一陽来復に寄せて

20201221_105204今日は、冬至

皆さま、南瓜(なんきん・カボチャ)、レンコンなど「ん」のつく食べ物やら、冬至の「と」にちなむ「と」のつく豆腐、唐辛子、とうなす(カボチャ)、どじょう?やら食べてらっしゃるのかな。

厳しい冬に備えて、滋養をつけることが大切ですね。脂はほどほどに、ですけど。

「農作業もすっかり終って寒い夜長を迎えるために、冷酒を飲み、みそぎのために柚子湯(冬至風呂)に入り、コンニャクを食べて身体の砂払いをし、保存のきく南瓜(カボチャ)を食べて栄養をつけたり、冬至粥をたいて暖まったりしながら、新たな気持で春を迎えるわけである」(永田久「暦と占いの科学」新潮選書)

 

こちらは陽射しに恵まれたので、

明るいうちに、自由が丘の氏神様の熊野神社と、自由通り沿いの奥澤神社へお礼参り、一年の感謝をお伝えしてきました。

大好きな奥澤神社で、猫を二匹見ました。一面の黄色い落葉の上で目を細めて、ひなたぼっこ? 

これからが寒さ本番、真冬へ向かう今の、陽射しの貴重な温かみを、動物も感じとっているのでしょうか。

 

12月は「子の月」。

十二支の「」は、「孳る(ふえる)」という意味で、増殖していく生命の勢いをあらわしています。

五行で言うと、つめたい水性。こごえるような水の陰気が極まって、命の芽生えを呼び込みます。

寒いから、暗いから、冬だから、春が恋しい。

かすかな光に希望を見出す「一陽来復」、易の卦で言えば「地雷復」。

 

冬至」は、陰気が極まり、かすかにわずかながら「陽」のほうへ向かいだす節目、

思いがけなく声を出して笑った、それまでずっとほほえむことさえ忘れていたのに、

声を出せば、体が動き、それからは、笑えることにもっと出会えるようになるかもしれない、

だったらいいね、そんな頃。

 

20201221_103005

今日を境に、陽射しはほんのわずかずつ長くなります。一日に1、2分ほど。

気の遠くなりそうな春へのスタートだけれど、

かならずまた訪れる春への点のような一歩。

わたしたち、ずっと、点のような一歩を、重ねてきていますね、

とおい春へのスタート、一陽来復を祝いたい。

 

前述の永田先生によると、2月4日頃「立春」を一年の始まりとする考え方は、中国の漢の時代に始まったもので、

それ以前、前漢の時代には、春は「冬至」から始まると考えられていたそうです。

冬至」は、夜が最も長い日で、そこからだんだんに陽が長くなる、いわば ”日照の春”、けれど、冷え切った大地が暖まるにはまだまだ時間がかかります。実際には、これから冬本番の寒さがやってくる。

それに対して、「立春」は、気温が最も下がる日で、そこから暖かさが増していく、"気温の春"。

春とは暖かいものでしょう。なので、漢の時代になって、「立春」が一年の始まりと定められたとのこと。

この”立春年初”は、二千年近く続いて、日本でも、明治六年の太陽暦改正までは、「立春」を年初としていました。わたしたちが「旧暦」と呼ぶ太陰太陽暦は、立春年初。その流れで、占いの世界では、今でも「立春」を一年の区切りとして扱っているのです。

20201221_162220昼が長くなるのを一年の始まりとみるか、

気温が高くなるのを一年の始まりとみるか、

あなたの感覚だと、どちらが自然でしょう(^.^) 感覚は人によって違うのではないかと思えます。

 

わたしは、東洋系占いをする者として、自然に「立春」説を取り入れているわけですが、

気持ち的には、「冬至」が好きなのです。

凍えるような厳しい寒さのただなかに、春の気配がかすかにきざす。錯覚かな?('_') でも、思い込みでも? そのわずかな気配、点のような期待感に希望を抱きます。

希望とは、見ようとしないと気づけない光のようなものだと思うから。

 

寒さにまけず、コロナにめげずに、

よくわからない気持ちにつぶされないように、春を手招きしましょう。笑ったりして。昨日のMー1グランプリ、もうちょっと笑いたかったかな。

 

20201211_184954冬至の頃のわたしが、なぜだか格闘技やハードボイルド小説に傾倒しがちなのは、

自分なりに、きびしい冬を乗り切るエネルギーをわけてもらおうという無意識の働きなのかしらん。防衛本能と、迎春本能(^^)

この年末は、ドン・ウィンズロウのハードな麻薬戦争長編小説で暮れそうです。

組織になじまない一匹狼的な麻薬取締局捜査官、アート・ケラーが、血まみれた闘争の末に、なぜだか麻薬取締局のトップになってしまったとき、

値踏みするような部下、官僚たちに向けて言い放った言葉

「まちがいを恐れないでほしい。まちがいを犯さないのは怠け者か臆病者だけだ。

今年のわたしの一番のコトバは、これにキマリです。

 

「きみたちのアイディアや批判は大いに歓迎する。(中略)−−必要なのは唯一絶対的な考えではない。議論の末に得られる結論だ

ケラー、すてきだ…

「あなたのことは誰が守ってくれるんです?」と言う部下の問いに、ケラーは思う、

”今までおれを守ってきた人間は”… 

”おれ自身だ。”

ケラー、すてきだ…  オレ(わたくし)もオレを守るよ。笑

以下省略(^.^) 

20201210_220844

今週はクリスマスでありましたね、

年の暮れがいつの頃からか(みんなそう?)ロマンチックにならないでハードボイルド格闘系になるわたくしには来世でどうにか変わってもらうとして、

ちょっと早いですけど、

Merry Xmas🎄! 

 

いそがしい人も、所在ない人も、心配している人も、ふわふわしている人も、

気がかりは尽きねども、用心しながらも、

それぞれに、あたたかくして、くつろぎの時、ハートウォーミングな時を持てますように、

 

ささやかな、ちいさな春の気配を迎えにいこう。格闘技はともかく、生花を飾ったりしてね。

しずかな年の瀬。いつの年よりも、ずっと、街のイルミネーションや小さなクリスマス・ツリーの華やぎが胸にしみます。

 

 


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2020年11月 9日 (月)

小さく儚いわたくしたちの心をあらわす、知能線

20201106_162320立冬を過ぎ、来年の手帳を買う頃となりました。

今年に引き続き、魔除けのお守り(^.^)馬蹄モチーフの付いたEDiTの手帳。ベージュに見えますが、薄くピンクが入っています。

「三日月型の馬蹄は月を連想させ、ギリシャとローマの月の女神アルテミスとダイアナを象徴する」のだそうです。(「シンボルの謎バイブル」ガイアブックス) あらま、子宮や女陰の象徴でもあり、入口を守っているということでしょうか、ヨーロッパの農夫たちが住居や納屋や馬小屋のドアの上に飾り、魔除けとしたのが起源とか。

楽しみな予定を2021年の手帳にはたくさん書きたいものです。

 

連日、報道が過熱していたアメリカ大統領選は決着がついたようですが、へんなの。おっと、失言。

盛り上がっているけど、発展途上国の選挙のような様相で。どんなに大勢の人間がいても、政治で上に立つとなると、いずこも人材いないものなんですねぇ、うわぁ、失言。ともかくは…

「甘いもの好きのバイデンさんと菅総理、まずはスイーツの話題から始めると会話が弾むのでは」なんてことを言う 、ニュース番組のエリートアナウンサー (*_*)ハハ、とか、笑わせられているうちに流れにのまれて危険に近づいちゃったりしないように、自分の頭で考える快楽を手放さないようにしたいものです。

20201103_163238

 

考えるのは手相では「知能線」。

頭脳線ともいう。

昔は、知能線が短いと「頭が悪い」とされていましたが、知能線の長さは、知能の優劣とは重ならない。納得するまでにどのぐらい時間(労力)をかけるかの違いです。

長くても、おかしなことばかり考えている人もいるし(わたくし?)、知能線が短い人は余計なことを考えずにコトにあたるので有能な場合もある。長さよりも、形状や線の勢いが大切。

それでも、知能線が長い人のほうが、頭(心)の中で色々とリクツを考えているので、落ち着いては見えますね。

 

実は、わたしは、手相の中でも、この「知能線」がダイスキなんです(^.^)

みんなが好きな神秘十字線でも直感線でもソロモンの環でも覇王線?でもなく、地味な「知能線」が一番好き♡

なぜなら、知能線は、その人の「性格」をそのまんま表しているから。

長さ、濃さ、本数(知能線は1本とは限らない)、形状、左右の手の違い… 観点はさまざまあり、

すごく変形したおかしなm(__)m知能線を目にするとわたし、「変人です!」と、相手に満面の笑みを浴びせてしまう。すごくイケナイ癖。(ついでに指の短い人を見ると「おいしそう~」と感じてしまうのもイケナイです)。

一見、際立った特徴がないように見えたとしても、知能線は一人一人違っていて、その人を伝えてくれます。

 

「性格」に興味があるんでしょうね。

知能線が表す「考え方」「行動パターン」というのは、仕事運はもちろん、愛情の表し方にも、お金の使い方にも、健康管理の仕方にも関わってくること。

なので、結婚運を聞かれても知能線を見るし、今後のことを聞かれても知能線を見ております。

気付かないうちに、枝線が伸びだすなど、形状も結構変わっておもしろいですよ。

20201106_155910

 

そうしてまとまりのないまま久しぶりのブログを終わろうとしているわたしの知能線は、右手は長く下降し、左手はおかしな二重知能線、仕方ありません。もう日付が変わりましたし。

最後は、村野美優さんの「言葉」に助けていただいて、月曜日を迎えるとしましょう。

必要なんだか不要なんだかわからないm(__)m「詩」を書く人の知能線も、長いことでしょう。

この詩、こんな感じ、わたしもすることあるな、という共感が、なんでもない日々を更新していく励みになるように思えました。

 

 

 崎(みさき)にて

 

 右手に高い崖を見あげ

 左手に広い海を眺めて

 切通しの国道沿いを歩いていると

 

 わたしは雲から見られている

 砂粒の一つほどに小さく

 わたしは海から見られている

 さざ波の一つほどに儚く

 

 そうして不思議がられている

 あんなに小さく儚いものでも

 一生けんめい生きてるんだと

 

 

 (村野美優「蜘蛛とジャム」たぶの森)

 

 

ではまた一週間、マイペースでね。あなたの心に平穏を願っています。

 

 


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2020年8月24日 (月)

”お備え”期間続行中、変化することも備えること

20200816_183741虫の声に秋の気配を感じる頃となりました。まだまだお暑うございますが。お元気ですか。

気ままに出歩けないもんだから、空の写真ばかりです。

えぇーい、夏らしいことしたかったよ。と、もう暦は秋ですけど、

久しぶりに、模擬刀で素振りしてました。模擬刀、重い。

腕、ガクガクになってます… (-.-)

続けないとだめよねぇ。でも、スッキリしました! 

 

それから、災害に備えて(というかコロナに備えて?何に備えるんだかわからないぐらい"お備え"期間続行中ですね。飽きた。いえ飽きずにお備えしますよ)備蓄品チェック、賞味期限切れ直前食品消化中ヒトオです。

缶詰のパンを弁当替わりにしたり、アルファ米をバターで炒めてカレーをかけて食べたりしてますが、

おいしくない( ノД`)…。

ご飯がおいしくないとションボリ~。…こんな贅沢な感想をずっと言っていられますように、そうも強く感じられます。

 

どこへも行けないと、自然と本を読みますが、

先日、神保町で500円で買った岡田芳朗「暦ものがたり」(角川選書 s57発行)、こむつかしいけど愉しめます。

「とにかく日本人は暦の好きな国民である」というのが持論の岡田氏(わたしもそう感じます)、

著者自身も暦が大好きじゃないと、こうは書けないだろう軽快なバッサリ感が面白いのです。

 

たとえば、大安や仏滅など今も冠婚葬祭や宝くじを買う時に無視できない?「六曜」について、

その歴史を細かく説明しつつも、

「単純でしかもちょっぴり神秘性を持っている点が六曜の人気の根源である」と、正直なお方。

 

「六曜」は、旧暦を使っていた頃は、たとえば「正月4日は必ず仏滅」と決まっている素朴な仕組みなので、あまり普及しなかったそう。

その後、太陽暦になると、今年の元旦が大安でも来年の元旦は大安とは限らなくなった。それが"ちょっと神秘"を感じられ、魅力となり、流行りだしたというのです。

また、「他人様が大安で目出度いと喜んでいるのに、あえて異を唱えるようなことはしない」”日本人独特の同和協調の精神”も、流行りの要因。

そうして、古くから吉日を選ぶのに使われた「十二直」や「二十八宿」、わたしの好きな「六十干支」など、暦註には様々なものがありますが、一方では吉なのに他の見方だと凶になることもあって複雑。それに対して、六日ごとに循環する六曜は、シンプルなので、人気が高まったと。

わたしに方位学を教えてくださった先生も、「六曜は迷信。でも日常的に使われているから無視はできない」とおっしゃってました。わたし自身、お客様に問われて開店や入籍日についてお答えする時には、算命学を基本にしますが、やはり仏滅は外します。

 

「暦ものがたり」の岡野氏によると、

旧暦時代の暦には、何十種類もの"暦註"が記載されていて、そのうち、「二十四節気」など科学的なとらえ方で作られたものもあるが、大半は「迷信的なものであった」と。おぉ、バッサリ!

「そのように迷信的暦註のデパートのような」旧暦なのに、当時でも「六曜」は暦に記載されてなかった、その程度のものだということをとっても熱心に述べられています。

(「六曜」以外の)「他の迷信的暦註に科学的根拠があるというわけではないが、古くからしかるべき陰陽道の書籍に記載され、陰陽家によって正統的であり由緒正しきものとされていたのである。といっても今日の眼から見れば、目くそ鼻くその類で非科学性という点からみれば五十歩百歩というか、全く同じ穴のムジナなのである」

と、もう暦註自体ほとんど迷信だとバッサリ。(太文字にしたのはヒトオ)

こういう本を読むと、暦を使って吉日判定をしている者としては微妙な立場となりますけど、大変おもしろいです。(信じて使うことで向かっていける境地というのはある、とも感じていますから)。

 

ともかく岡田センセイ、バッサリ感ありながら、大変詳しく暦について教えてくださり、

〇〇オタクの人がバッサリバッサリやりながら漂わせずにはいられない執着心というか愛着感に魅了されます。

わたしは専門家だと自負していますが、オタク度が足らないというか、何ごとに対しても粘着度薄めな人間だからオタクに憧れるのかもしれません。 

20200819_150627
足らないなりに愛着のある手相、運命学をわたしもわたしのやり方で高めていきましょ。

というわけで、(むりやり)

10月にZoomで手相鑑定講座6か月コース、受講生募集してみることにしました(^.^)

第1~第3火曜日13時~15時

毎月3回受講して6か月で修了します。修了テストを提出してもらい採点の上、修了証書を発行します。

 

マンツーマンでは今もやっていますが、直接お会いしたことのない複数名を対象にするのは初めて。

ざっくばらんにお話しながら、長年の鑑定体験から実感した実知識を惜しみなくお伝えするのが、当講座の特長だと思います。

でも互いに知らない同士で、対面時のような全力投球ができるかなぁと少々躊躇していたのですが、頃合いな気もしますので、

5名まで全力で(^.^)(但し50代全力レベル) 

 

Zoomの使い方は、一度試してみれば難しくありません。わたしでもなんとかなっているぐらいですから。

事前のパソコンの接続テスト・練習など、1対1で対応しますので(無料)、ご興味があればお問合せください。

テキストや必要書類は郵送。受講料は、Zoom講座に限り、全18講義のうち6講義分ずつ受講日までにお支払いいただく形になります。(銀行振込かクレジット決済)。

詳細はメールか電話でお問合せください。

 

最近、20年来のメル友?がついにLINEを使うようになり(笑)バージョンアップした様子を知ったのもうれしいし、思いがけず旧知の人が学校紹介動画で熱く語っているのを発見したのも元気がでました。コロナウイルスは憎き存在ですけど、おかげで進めたこともあるでしょう。

変化をおそれず。できあがってしまわずに。そして無理せず、

自分のペースが一番です。

 

 


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自由が丘「手相鑑定講座」9か月コース 6か月コース 日昼/月夜/火昼夜/木昼
よみうりカルチャー横浜「手相を読み解く」第2・4月曜・19時~20時半 10月開講
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2020年8月 3日 (月)

笑いとオキシトシンと少しのやさしさ

20200708_183023 日曜の夜は、TBS「半沢直樹」で笑っています。

毎晩、半沢直樹をやってほしいぐらい、半沢直樹で生命を維持しているヒトオです(^.^) お元気ですか。

このスカッとしない状況、スカッとしない人たち(自分も含めて)、いやあまりスカッと主張しすぎる人もなんだかおっかないわね、そんなスカッとしないご時世に、

まぁ、毎回、スカッとさせてくれます、このドラマ。フィクションだと思うからお気楽に、信念と友情(と恩返し)を信じて、笑っていられる。歌舞伎役者が叫ぶほどに笑えてきて。ありがとうね、と、テレビの前で観劇気分で拍手しております。

 

笑うと、自律神経がリラックスして、免疫力を上げるホルモンが活発に分泌されるとか。

皮肉な苦笑は、世の中にあふれているが、ワッハッハと笑えることが少なくて。(*個人の感想です)

おもしろい話をしておくれ。がんばれよ関西人。(*偏見です)

 

20200801_101040 ところで、ストレス解消に効果のある生理物質「オキシトシン」のことを、最近読んだ本(山口創「手の治癒力」草思社文庫)で知ったのですが、

これ、身近な人とスキンシップすることで、大いに分泌されるそうですね。

「絆ホルモン」という別名もあり、それを鼻腔に噴霧されると、相手のこと信頼してしまうような怪しい、いえ、興味深い実験結果も得られているそう。

 

文字通りの「ふれあい」によって、ストレスが軽減される理由を本1冊使って書いてあり、ハグなど人肌ふれあいの少ない日本に住まうわたくし('_')、興味深かったです。

性的な話とはちょっと別。

 

手相を見る時は、新型コロナ禍の今に限らず、なるべく手にさわらないように努めており、

手相鑑定は、ルーペでしっかり見ればそれでいいと思うのですが、(触るのが目的で手相を学ぶ不届きもの?も昔はいたようですが、時代はNOセクハラでございます)

最近では、お医者さんも触診しない人が多いですし、それはどうなの?と思うのですが、

人肌を感じて癒されるという機会が減っているかもしれませんね。オキシトシンが出ないと、ストレスが減りにくい。

 

じゃぁ、今夜さっそく、家族を手当たり次第に触ればいいか、というと、そういうことではないらしく、

即効性はない。

普段からのスキンシップの積み重ねが効果的。しかも、男性の方が、ふれあいが二倍以上必要だと。

性欲の違いということでもないらしい。

 

山口氏によると、男性は、男性ホルモンのテストステロンが、オキシトシンの効果を減らしてしまうそうです。

調査によると、女性よりも、「パートナーとのキスや抱擁などの「ふれあい」が多いほど、幸せを感じる傾向は男性の方が強いことがわかった。そしてその傾向は性的な関係の頻度よりもはるかに幸福感を高めていた。

女性は、子どもとのスキンシップや普段から女性同士でもスキンシップが多いので、スキンシップの欲求に満足しているのだろう。普段、あまり会話のない夫婦であっても、性的ではない「ふれあい」は、特に夫にとって大切な意味を持っていたのである」と。

ふーん。それで、若い時、おじさまたちがやたら宴会帰りに握手を求めてきたのかな、気持ち悪いと思ってごめんね?! でも日本人なのに別れ際の握手は受け入れがたく。ふーん、それで、シニア婚活男性で「いつまでも手をつないでいられる夫婦が理想」と言う人が割といる理由がわかったような。わかったけれども… ?! うん、女性はオキシトシン効果が普段から高めだからなのかな、そんなこと言わない(と思う)。

 

女性は癒しを求めるのではなくて、手をつなぎたい人とつなぎたいのよ。

と、いじわるを言うわたくしは、癒し効果の低い女なのかもしれませんけど(^.^)

それはそれとして、

新型コロナウイルスのせいで、身近な人とのふれあいもちょっと考えてしまうような今、ストレスが高まっているのを、どうすればよいのでしょうね。

 

20200728_161819セルフがございます。

猫さま犬さまを見てみれば、せっせとセルフマッサージをしていますね。

自分でもできるわけです。クリームやオイルを使って、”ゆっくりしたスピードで”マッサージするとリラックス効果が高いとのこと。

 

それから、コロナ感染対策をしっかりしているマッサージ店等を利用する。

マッサージ愛好者らしい著者いわく、マッサージは「相手に身を任せているだけである。そのような態度こそが、本当の癒しを得るために必要だと思う」。

(ご自身が)「マッサージしてもらっている間、「大切にされている」と強く感じられたことが共通した大きな感動だった。(中略)その後しばらくの間は、心に張りが戻り心身ともにとても充実した日々を送ることができた」と。

「優しく触れられることは自分の存在を丸ごと価値あるものとして認められ、受け入れられ尊重されることを意味する。」とまで書いてらっしゃいます。

そう言われれば、わたしも、鍼灸院やネイルサロンでも、まな板の上のヒトオになっているときに癒しを感じておりますね。

 

20200803_162611

主に手の癒し、触れ合いの大切さについて書かれたこの本ですが、わたしが一番、印象に残ったことは、

このような文章でした。

相手を癒してあげようと思って触れていると、いつのまにか自分が癒されているのである。

そういうことはあると思う。

 

触れていなくても、ではないでしょうか?

相手に優しくしようと接していると、自分が癒されているということはあります。

 

今の仕事に就いてから、わたしの気性が穏やかになってきたのは、そういう理由もひとつにはあるのかもしれないなと考えたり。

できるだけ誠実にと占い鑑定業をしている人なら、頷く人も少なくないのでは?

ずしりとした気持ちになることもあるけれど、その一方で、

お相手の表情がいくらか晴れると、こちらが元気をもらったような、張り合いを感じられることも多々あります。

 

「少しだけでも人に優しくしたり、親切にしたりすることで、自分自身にオキシトシンが分泌され、自尊心が高まり幸福感を感じるだろう。そしてそうした行為を続けていると、実際に血圧が下がり、抑うつ症状も改善し、免疫力も上がり、皮膚も筋肉も若返っていくのである。」

そこまで効果が?!と思うけれども、

少しだけでも人に優しくしたり、親切にしたりすること」が、(互いにですよ)、自分の若さや健康のためにもなって、世の中が健康的になっていくなら素晴らしいなぁ、なるのかなぁ、と、はかないような希望のような思いに浸されました。

夏ですね。

短い夏、来し方行く末を想い、いない人また会うことを想う夏。

 


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2020年4月 7日 (火)

よろしく前頭前野、正義中毒と希望

2004052

今年の春は特別な春になりましたね。

人間どもの右往左往に関係なく、花は咲き、風に揺れて散り、また来る季節まで眠る。いつも通り。いにしえの歌人のように、はかない歌でも詠めるといいんですけど(-.-) 人間は感情があるから大変つらいですけど、自分にとって大切なことは何かを考えられる機会かもしれません。と、言ってみる。

 

非常時になると勢いづく人間もいて。ここぞとばかりに、SNSで著名人や文化人を匿名で叩いたり、頑張ってくれている医療関係者やドラッグストアの店員さんに心ない言葉を投げつけたり。そんな人を目にしたわたしも思わず「〇ね」なんて言葉が口から出そうになり、ハッとする。

新型コロナウイルスよりも怖いのが人間よな、と感じる今日このごろ。よい本を読みました。脳科学者、中野信子さんの「人は、なぜ他人を許せないのか?」(アスコム)

 

ほんとうは、人はみな別々。色々な考え方を持っている。

何を言ってもいいはずです。(礼儀さえあれば)。

異なる考えと考えを戦わせて、本質に迫ることができたり、問題解決に有効な手法が見つかったりすればすばらしい。

 

考え方の「多様性」を維持することは、種の保存的観点から見ても有効と、中野さんは書かれています。

なぜかというと、それまでの社会環境が急に変化したときに、すべての人が同じような考え方だと、皆が変化に耐えられず、もろ倒れして滅んでしまうかもしれないから。

世の中が変化すると、「今まで適応していた人たちが生きづらくなる代わりに、それまで外れ者であった「変わり者」や「圏外にいる人」が適応できるように」なると。

だから、「種を継続させていくためには、ある程度の多様性を確保しておいた方が、健全で安心」だそうです。

 

でも、日本では、個人の多様性よりも、集団の結束が重要視される傾向でしょう。非常時になると、特に感じます。単独行動好きでキレイゴト言っているわたしなど、「この非国民」とかすぐ言われそうですよ(^.^)

先日、田舎の実家へ用事で!帰省したときも、「コロナ第一号になりたくない(そんなことにでもなったらご近所様に顔向けできない)」という空気をひしひしと感じました。良い悪いではなくて、そういう国民性ですよね。

2003317

 

(日本で)「集団主義的要素が強い集団が生き延びやすかったのは、災害の多さという地理的要因が大いに影響しているのではないか」と、中野さん。

幾度となく襲う災害に耐え、復興するには、皆で力を合わせていくしかありません。

また、ひとたび自然災害が起きて飢饉にでもなれば、100万人単位で亡くなるような、ギリギリだった食糧生産事情も影響しているだろうとのこと。

一人で生きていくことはできなくても、協働すれば困難を乗り切って生きのびる確率が上がる。

そうした状況では「個人の意志よりも集団の目的を最優先する人材が重要視されることはごく自然」。日本の組織では「自分の頭で独自の理屈で組織の論理とは異なることを考えたり主張したりせず、集団の決定に素直に従える人間を重宝してきた」と。なるほど。

 

これに対して、独自の考え方をする、脳の「前頭前野」がよく発達している人は、組織では「頭ばかりよくて使えない、面倒くさい人」と思われてしまう傾向。「余計なことは考えず、指示や命令に即対応できる人の方が、現場では便利」らしい。

前頭前野とは、前頭葉の前部にあり、自分の行動を直視して、自分を制御する一連の流れをつかさどっているそうです。

この「前頭前野」って四文字熟語みたいな言葉自体が、無駄に妄想力豊かなわたくしの脳内で、最近ユートピアのように広がっております。

2003312

 

しかしながら、結局のところ「人は、本来は自分の所属している集団以外を受け入れられず、攻撃するようにできて」おり、人間の脳は、誰かと対立するようにできているそうなのです。がっくり。

特に「日本人が議論だと思ってしていることは、対立する二つの意見を吟味・検討してより良い結論を導くというものなどではなく、なぜかたいがい人格攻撃に」なり、

「まるで相手はバカだ、相手よりも自分が優れていると証明するための言葉による殺し合いのようなもの」になる傾向。

2003313

芸能人の不倫問題など、(自分と関係ない人のことなのに)「絶対許せない!」「不謹慎だ!」と、どうしてそこまで固執するのかと感じていたけれども、(かなしいかな、わたしも正義中毒気味になってしまうことありますけども)それは、なぜかというと、

「正義中毒」になると、脳内にドーパミンが出て⤴気持ちよいんだそうです。

「自分の属する集団を守るために、他の集団を叩く行為は正義であり、社会性を保つために必要な行為と認知されます。攻撃すればするほど、ドーパミンによる快楽が得られるので、やめられなくなります。自分たちの正義の基準にそぐわない人を、正義を壊す「悪人」として叩く行為に、快感が生まれるようになっているのです。」

「「ヘイトだ」「ヘイトじゃない、お前こそヘイトだ」と言い合っている状態は、いわば互いにドーパミンを出し合う状況を提供しあっている関係とも言えるわけです。「つぶしてやる」と言いながら、本当につぶれられたら困ってしまうのです。はたから見ているとほとんどコントのようで滑稽ですが、本人だちは大真面目にやっているのです」

コントという例え方が面白く。

 

2003144ところで、わたしのところも、4月は開店休業? 震災時よりもシビアかも、と想像します。とはいえ、やろうと思えば、電話鑑定、オンライン講座も、新しいテキスト作成などもできるわけで、す、が…。

新しいことをやらなければと考えると、ちょっと億劫になってしまうのが、脳の老化かもしれません(-.-)💦

中野さんによると、「老化によって前頭前野の働きが衰えると、どうしても新しいものを受け入れにくくなっていく」そう。

いわゆる、キレる老人の原因もここにあるらしい。

老人になると脳味噌が保守化する。「自分の持っていた思想の傾向が、より純化され」「さらに思考が硬直化して」「所属している集団の論理しか受け付けなくなってしまう」。…老人に限ったことではないような気もしますね、前頭前野が早めに委縮する人もいるのか(-.-) 

非常に困りますわね。でも、前頭前野の老化を遅れさせ鍛えることは可能だそうですよ。

オメガ3脂肪酸(青魚やナッツ等)、睡眠、慣れていることをやめて新しい体験をすること(いつもと違う道順、いつもと違うメニュー等)が効果的だそうです。お試しあれ?

2003146
わたしはテレビを余り見ないので、この本で初めて中野信子さんを知ったのですが、

この本で、脳は種の保存のために賢くなりすぎないようにできていると知って、がっかりすると同時に、その一方で、ホンワカと?慰められる心地がしました。それは、下記のような言葉に触れて、親和感を覚えたからだと思えます。

「私が本書を通して伝えたいのは、ああでもなくこうでもない、そうも言えるし、こうも言えるけれど、結局人間が好きで、考えることは楽しい、ということ」。

(正義中毒を乗り越えるカギは、まず前提として)「人を許せない自分や他者、相手を馬鹿にしてしまう自分や他者の愚かさを人間なのだからしょうがないと認めること」。

 

2004054…読書っていいですネ、わたしはもっぱら風呂読書なんですけど(-_-;) 冷静であろうとする他者の思考に触れると心落ち着く。

最後に、わが国初めてのノーベル賞を受賞した物理学者、湯川秀樹センセイのお言葉を(^.^)

昭和十一年の文章ですが、今読みましても、色あせないというか、人間、変わりませんねぇ、と感じて、

それと同時に、このように仕組みを解き、「希望」という言葉を持つ科学者の存在に、励まされます。

科学者、文学者、芸術家、道化者(^^)を敬い育てない世界に未来はないと思えます。

そして庶民。庶民がいなければ、権力もまた存在し得ないことを、”真の”権力者は知っているはずでしょう?

 

「未開人は日食があると何か地上にも凶事が起こるだろうと驚き恐れた。

われわれはこれを滑稽だと思う。われわれは遠い遠い彼方にある太陽が、同じく遠方にある月の背後に隠れる時刻を、何年も前からきわめて正確に予知することが出来る。

しかしわれわれはしばしば自分の身の上に何が起こるか、その瞬間まで知らずにいることがあるという点においては、未開人とあまり選ぶところはない。

学問が進歩すれば何でも予知し得るようになるであろうか。近代物理学は、未来のことははっきりとわからないのが本当だという。

そうだとするとわれわれの未来に対する冒険はいつになってもなくならないと覚悟せねばならぬ。しかしそこにこそ希望があるわけである。

湯川秀樹著「目に見えないもの」講談社学術文庫より「日食」部分 *太字改行処理はヒトオ)

 

見えないコトに翻弄される日々ですが、程度の差はあれ誰もがしんどい。助け合う気持ちで乗り切りましょうね。…そんな世の中をいつかは見られるといいな、夢? キレイゴトを誰も言えなくなった世の中は、消えてしまうかもしれないから。

 


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2020年1月25日 (土)

自然ほど伝統に忠実なものはない。寺田寅彦「天災と国防」

20200116_182914写真は最近読んだ寺田寅彦さんの「天災と国防」(講談社学術文庫)。

いかめしいようなタイトルだけれども、読みやすい。表紙の絵は竹久夢二の震災スケッチとのこと。

大正から昭和初期に活躍した物理学者で名随筆家でもある寺田氏が残した文章の中から、災害(地震、津波、火災、噴火)に関するものを集めた本です。

原爆の悲惨さも終戦も知らないで亡くなった方なのに、その文章は古く感じられず。むしろ、今読んだほうがよいだろうと思える、冷静な視線・論考が頼もしく、クスリと笑えるようなところもあって、「先生!」と呼びかけたくなってしまいます。わたしの師の多くは本の中にいらっしゃるかな。

特に大正12年の関東大震災当日の日記が、興味深く。本人や家族、周囲の人々の状況や行動を落ち着いた文体でこまごまと記述しながら、大災害に直面した現実をすぐに呑み込めないような感覚がリアルで、参考になります。

シリアスな状況に直面したときに、ノートに感情以外の詳細を観察日記のように記録していくと、動揺が抑えられ現実的に行動できるので、わたしはたまにやりますが、寺田先生の場合は科学者のサガ?

 

寺田先生、名言が多く、

たとえば浅間山の噴火を間近で体験されて、この一言。いただきました(^.^)

ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしいことだと思われた。

 

関東大震災におこった大火災やデマにについても、科学的に考察して、さらりと人々を戒めます。

そうして、人間の忘れっぽさ(それは仕方のないことらしい)をたびたび指摘されるのです。

「重大な原因は、ああいう地震が可能であるという事実を日本人の大部分がきれいに忘れてしまっていたということに帰すべきであろう。むしろ、人間というものがそういうふうに驚くほど忘れっぽい健忘性な存在として創造されたという、悲しいがいかんともすることのできない自然科学的事実に基づくものであろう。」

「人間の寿命を十倍か百倍に延ばすか、ただしは地震津波の週期を十分の一か百分の一に縮めるかすればよい。(中略)それが出来ない相談であるとすれば、残る唯一の方法は人間がもう少し過去の記憶を忘れないように努力するより外はないであろう。」

 

「日本のような、世界的に有名な地震国の小学校では少なくとも毎年一回ずつ一時間や二時間くらい地震津波に関する特別講演があっても決して不思議ではないであろうと思われる。地震津波の災害を予防するのはやはり学校で教える「愛国」の精神の具体的な発現方法の中でも最も手近で最も有効なものの一つであろうと思われるのである。」

災害の予防を考えることが「愛国」精神につながるという考え方に、ハッとしました。

 

「困ったことには、「自然」は過去の習慣に忠実である。地震や津波は新思想の流行などには委細かまわず、頑固に、保守的に執念深くやって来るのである。紀元前二十世紀にあったことが紀元二十世紀にも全く同じように行われるのである。

科学の方則とは畢竟(ひっきょう)「自然の記憶の覚え書き」である。自然ほど伝統に忠実なものはないのである。」

 

20200119_070130巻末の解説を書かれている畑村洋太郎氏も、寺田氏の指摘した「人間の忘れっぽさ」について補足されています。

個人では三日もすると記憶が薄れ、被災者はもう少し長続きするが、それでも普通は三年もすればだんだんと忘れる。組織だと、もう少し長続きするが、やはり三十年もたてば記憶は薄れる、と。そして、社会の場合は、個人や組織よりも、被災の記憶は記録としてかなり長く残る。それでも、

「社会の中で大きな事故やトラブルの記憶が減衰するのは、だいたい「六十年」程度である。そして、その状態が続いて「三百年」もすると、社会の中でそのことは「なかったこと」として扱われるようになる。さらにいうと「千二百年」も経つと、そのことは文書に書かれている場合を除いて、社会の中で完全に「なかったこと」になってしまい、人々の意識から完全に消え去ってしまうのである。」

そして、

「人間の困った法則の一つで、「見たくないものは見なくなる」から、そこに大きな危険が潜んでいようと無視するようになり、やがては便利さのほうばかりを享受するようになる。」

寺田先生も、書いてらっしゃる、

「誤った責任観念からいろいろの災難事故の真因が抹殺され、そのおかげで表面上の責任者は出ない代わりに、同じ原因による事故の犠牲者が跡を絶たないことが珍しくないようで、これは困ったことだと思われる。これでは犠牲者は全く浮かばれない。」

 

戦前に書かれた本ですよ(-.-) 今もそのまま当てはまることがあれこれと。人間って… 

20200118_183203地震や台風、災害は怖い。ないほうがよいのは当たり前。寺田氏は、恐れをあおっておらず、むしろ災害の一部をセンセーショナルに伝えるメディアを批判。当たり前のことを伝えてくれています。

「正当にこわがって、忘れなさんな」と。

当たり前だけれど、言い続けないと忘れてしまうから。おえらい学者さんがお父さんのように言ってくれるとなんだか落ち着くのはわたしだけ(-.-)? 学者の役割というものがあると思えますよ。

 

深夜に、ひと様のお言葉で更新させていただきました。

伝統に忠実な自然によると…まもなく立春。「今年の過ごし方」についてお客様と話すことの多いこの頃、行動を始めつつある人もいます。季節は移っていきますね。

なにごとも、おそれすぎずに、目をつむってしまわずに、

冷静な知恵(水性)で、暖かい季節(木性)を招き入れたいものです(水が木を生じる仕組み)。知識の乏しいところは、あるところから補充! セレクトショップのような書店は、知恵の発見場所かも。寺田本も、早稲田の文祿堂の「これを読んでみなよ」みたいな棚で見つけたもの。

睡眠も充分に、ですね。わたくし今年の目標は早寝!明日から! よい週末を過ごされますように。

 

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2019年7月28日 (日)

そこにある愛。*長いです

1907151石、人を愛す 木立を抜けて、河原に降りて」(小林雅俊著・河出書房新社)という本を読みました。

”自然石趣味”の紹介や”探石”の心得、楽しみ、奥深さ、難しさについて書かれた本。と言ってしまうと、違うんですけど、うまく説明できません(^.^)

パワーストーン好きは多いけれども、「月刊愛石」を知っている人はどれほどいるでしょう。

「自然石趣味界は、心の遊びだけあって、自然哲学に満ちています。」

もともと、詩の本の店という、必要な人にしか必要でない店のm(__)m店長を長年務め、また東洋思想研究家でもある著者なので、人生について、神について、世の中についての様々が、ひょうひょうとした文体で書かれていてひきこまれました。

何気なく拾ってしまう不可思議な形をした石を、手にころがして眺めていると、その石に愛されている歓びがこみあげるという。

「物体である石の良し悪しなど考えてはいけませんよ。自分の心がどう開いてゆくか、どう子供の頃の心に帰ってゆくか、そっちのほうが大切なんですからね。自由すぎて途方に暮れたっていいじゃないですか。心の中を風が吹いてゆく。傾いた陽がまぶしく水面を照らし、草の穂がさわさわとなびく。気が付くと優しい気持ちになっている自分がいる。きっとそうなっていますよ。」

ほんと?

ほんとです(^.^)

実は、著者である小林さんから三浦海岸で探石の手ほどきを受けたことがあるのです。わたしが三十歳過ぎた頃。手ほどきと言っていいのかな、あまりにわたしが自堕落でトンガっていておかしいので、ピクニックに連れだしてくれたのかもしれません。そのように連れていかれた乙女が何人もいたのではないでしょうか。

夜更かししてボーっとした頭のまま三浦半島まで電車に乗って、海岸で石についてレクチャーを受け、その後は放っておかれて、各自の領地内の石をもくもくと探る。色、形… よくわからないが目についたりよいのではと思ったりしたものをただ拾って袋に入れる、それだけ。そして静かに弁当を食べて、また小一時間石を拾う。その後、拾った石について教授からコメントをいただく。以上。

その頃には、

頭のなかが洗濯されたみたいにクリアーになって、爽快。

それから三日ぐらいは小林さんが聖人のように大変よい人に感じられました。多くの人がそうなるとおっしゃっていたような。洗い流されたように雑念がきれいさっぱり払われ気持ちがいい、そんな経験は、恥ずかしながらわたしは、そのときだけです。

 

「(探石は…)地面に注意力を集中して探すところはきのこ狩りに似ていますが、コンセントレーションの度合いは比べ物になりません。たぶんその集中力が心理面に変化をもたらすのかもしれません。自分が人間であることを忘れます。木や石や水や草や風になってしまいます。」

「まあ、あれこれ迷わずに心石を部屋に置いてごらんなさいな。(中略)とりわけ無価値の代表のような石が、貴方にしか判らない魅力を持っていたとしたら、それは主観の勝利であり、詩です。そこに誰か他人を巻き込めたら芸術ですが、芸術は人ですから、そこまでゆかなくても、喫茶店の窓にかかる蔦の葉の一枚のような詩の中に、貴方は密かに潜入して、宇宙の彼方へ飛んで行ってしまえばいいのです。」

「私見ですが、特別な石だけでなく、全ての石の背後には知覚されざる意志があり、そのほとんどが愛であることは、経験から言えます。」

愛?

そうなんです、この本、愛について書かれているのです。

小林さんは変人ですm(__)m 今の世の中、変人ぐらいでないと、愛を語れないのかもしれません。

「俺のような生活、何の役にも立たないんじゃないかい」と愚痴る変人に、長年連れ添ってこられた奥様の返答がいい。「…この世の中はアンタみたいな変なのが生きているから、世界は色々なのがいて面白くなるのよ。」

 

20190717_22574311 何度か見ている「散歩する侵略者」という映画も、テーマは愛だろう、と、思い出します。

”概念”を奪う宇宙人により地球が滅亡の危機に… という緊迫感がまるで伝わらない、のっぺりとしたトーンの作品ですが、それこそが今の世の中とリンクしているように感じられ。どこにでもあるようなショッピングモールでアイスクリームなんか食べてボーっとしているうちに、その日滅亡してしまうかもしれない。

松田龍平さんと長谷川博己さん出演の黒沢清監督作品なので見たのですが、印象に刻まれたのは、それまで関心がなかった長澤まさみさんの大変かわいい女っぷりでした。そして、人類に特有の「愛」の存在。

愛の概念が奪われていなければ、目に映る景色や匂い、気配にも感動があります。

だから、それを失ったら、どうなるか。?

 

1907281

そして昨日、書店でなにげなく手に取った、玉置妙憂さんという女性僧侶であり看護師の方が書かれた「死にゆく人の心に寄りそう 医療と宗教の間のケア」(光文社新書)も、人間愛、と言っていいのか、心に効く薬のようでした。

死にゆく人の体と心に起こること、大切な人の死に直面した人の心に起こること、

そして死者だけでなく、生きづらい人たちの姿を長く見続け、精神性を学ばれた人だからわかることが冷静に書かれていて、わたし自身の過去現在の状況に照らしてみても納得がいき、落ち着くことができます。

(死にゆく人に対して)「私たちはどうしても、物理的に何かをすることで成果を出そうとしてしまいます。「ただいるだけでいい」というところになかなか行き着かないのですが、同じ空間にいるだけで何かをしていることになるのだと、満足感を持ってもいいのではないでしょうか。」

比べてはいけないかもしれませんが、人さまの心に寄り添う行為を生業としている者としても、勉強になる本で、ありがたかった。

 

かつて、サントリー「カクテルバー」のCMで永瀬正敏さんが口にする「愛だろ、愛っ。」というコピーがはやったのは90年代だったでしょうか。

失われたような時代に、愛が語りだされるのは自然なことなのかもしれない。

「…もっと可哀相なのは、自分がこの自然から愛されていることも知らずに生きていることです。愛されていることを知らない人は、他人を愛すことも少ないでしょう」と、石の本の小林さんも書かれています。

 

Q190707152 とりとめなく書きましたが。まもなく八月。過去を思い出す夏、刷新する八月。大きな災害がありませんように祈ります。

夏休みの宿題、夏の思い出。宿題と思い出で、時は過ぎていくのかな、

愛が自然なように、死も自然なもの、おそれすぎずに。今いる人を、今あることを愛したい。

久しぶりの更新で頭が愛、というよりも、熱?(^.^) 愛いっぱいの夏の日々を過ごされますように。

 

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2019年1月 4日 (金)

問いつづけることが答えること? よい年にしましょう。

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改めまして、明けましておめでとうございます。

昨夜の熊本の地震速報でお屠蘇気分が抜けました。被害が少ないようで何よりですが、年明け早々不安を覚えた方も少なくないでしょう。

余震、地震が続かないように、大きな被害を出さないように、祈りと備えの意識を新たにしたい。

そうして、よい年にしたいという思いもまた新たになりました。


わたしの初詣は、早稲田の穴八幡宮、自由が丘の熊野神社、住まい近くの氏神様の三社。人混みが苦手なので、のんびりめで松の内までにご挨拶します。

写真は穴八幡宮。3日に参りましたが、気のせいか例年よりも参拝者方々の表情が和やかな印象。風が冷たくても陽射し明るい天候のせいか、時の移りか希望の反映?

わたくしも和やかな心持ちになり、昨年の感謝と縁者の無事を祈り、今年もがんばりますのでよろしくお願いしますと手を合わせました。


祈るという行為は、本来、自分の心を強くしてくれる導き。実際に行動して力を尽くす原動力として祈っているのだと感じます。目に見えない大きなものに身を委ね、そうではあっても受け身ではなく能動的になることで導かれるところがあるでしょう。

今年もよく祈り、願い、そして体もほどよく動かす年にしようと思います。


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参拝の帰りに買った本「わかりやすいはわかりにくい?-臨床哲学講座-」(鷲田清一 ちくま新書)を読み始めたら、しょっぱなからこんな文章があって、引き込まれました。

「生きてゆくうえでほんとうに大事なことには、たいてい答えがない。たとえば<わたし>とはだれかということ、ひとを翻弄する愛と憎しみの理由、そして生きることの意味。これらの問いは、答えではなくて、問うことそれじたいのうちに問いの意味のほとんどがある。これらの問いとは一生、ああでもないこうでもないと格闘するしかない。問いつづけることが答えることだと言ってもいいくらいだ。」


問いつづけることが答えることだと言ってもいいくらいだ

こういう、心にドンピシャッとくる言葉を読むと、もう自分など何も書かなくてもよいんじゃないか(゚ー゚)

という怠惰感?と満足感に浸されますけれども。


様々な観点から問いへ関わっていく行為として、これからもなんだかんだと書いていきたいと思います。

14年目に入った当ブログ、昨年は更新が数えるほどでした。

最近よく人様に「無理しないで」と伝えている手前、わたくしも無理しない練習をしている、ということを言い訳に、マイペース更新で続くと思いますけれども、今年もどうぞよろしくおつきあいのほど。

ブログでは長めの内容を、一方、毎日の習慣となったTwitterは短文で、その日の干支(かんし)にちなんだメッセージと雑感を綴っていきます。


寒さ増すこの頃。

だからこそ暖かい場所や口にするもの、そして暖かな言葉に幸せを感じられる頃です。冬至を過ぎて、陽も僅かずつ長くなっています。

一番冷たい季節のただ中に、遠い春の気配が芽生えはじめるというのが自然の理。

心も体も暖かくして、よい春を招きましょう。皆さまの平穏な日々をお祈りします。



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